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卒業生の活躍

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工学院大学の卒業生たちは、どんな学生生活を歩み、社会に出てどんな仕事に就いているのでしょうか?多様な分野で活躍する卒業生たちの等身大の姿をご紹介します。
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#私の仕事

データの分析・活用を通して、企業の経営課題を解決する #卒業生インタビュー

データ分析・活用のためのサービスやプロダクトを提供する株式会社ブレインパッドで、データサイエンティストとしての道を歩みはじめた沼瀬太朗さん。高校時代は野球三昧の日々で、大学に入ってからも「当初は何のために勉強をするのか理解できていなかった」と言いますが、研究室配属後、転機が訪れます。現在の職業を選んだ理由や業務内容、在学時の研究のことなどについて伺いました。 Q1.現在のお仕事内容について教えてください。 データサイエンティストとして現在は金融系のプロジェクトに参画し、主に

地域住民がワクワクできる、まちの未来を描く #卒業生インタビュー

「まちづくり」に強い総合建設コンサルティング会社、株式会社オオバで、建設コンサルタントとして活躍する緒方景子さん。年齢も立場も異なるさまざまな人々の声に耳を傾けながら、行政や住民とまちを共創しています。現在の職業を選んだ理由や具体的な業務内容、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.現在のお仕事内容について教えてください。 行政などから依頼を受けて、都市計画マスタープランや立地適正化計画の策定、大規模災害に備えたまちづくり、地域活性化の支援などに携わっています。都市計

新しい技術・製品を世の中に届け、新しい事業領域を開拓 #卒業生インタビュー

光通信システムを支える光デバイス製品を開発・製造する古河ファイテルオプティカルデバイス株式会社で、製品の開発・工程設計に携わる上野彰大さん。学生時代には、実験や研究に励む傍ら鉄道研究部の部長を務め、教職課程も履修しました。「やりたいことは全部やる」という上野さんに、現在の職業を選んだ理由や業務内容、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.現在までのキャリアについて教えてください。 2022年3月に大学院を修了後、技術系総合職として古河電気工業株式会社に入社しました。入

モノづくりの根底には理念が必要。大切な視点を学生時代に吸収 #卒業生インタビュー

工学院大学では学生たちが理工学に関する創造活動を行う「学生プロジェクト」の活動が活発です。そのなかで「ロボットプロジェクト」「ソーラーチーム」プロジェクトに参加・活躍した齊藤翔さんは、現在、自動車メーカーの生産工程でチームマネジメントに従事。仕事の向き合い方や人のまとめ方、さらにはモノづくりに対する確固たる信念は、学生時代から芽吹きました。 Q1.就職先の志望理由を教えてください。  高校まで野球に熱中する一方、プラモデルなどモノをつくるのが好きだったことから、大学はモノづ

調達で建設現場をバックアップ #卒業生インタビュー

日本を代表する総合建設会社の一つである、大成建設株式会社。大貫茜子さんは、同社の調達本部で建具工事・ガラス工事の手配に携わっています。入社時とは別の部署で活躍する大貫さんに、現在の職業を選んだ理由やこれまでのキャリア、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.これまでのキャリアについて教えてください。 「建築創造エンジニア」として新卒で大成建設に入社しました。建築創造エンジニアとは、建設現場で施工管理を担う技術者のこと。病院、再開発プロジェクトにおける高層建築物、大学図

コストの算出・調整で建設プロジェクトを支える #卒業生インタビュー

 都市や建築の設計・デザインを総合的に担い、社会に新しい価値を生み出し続ける株式会社日本設計。工学院大学新宿キャンパスのビルも同社が設計を担当しました。同社のコスト設計部で建築にかかるコストマネジメントに従事するのが、松井加南子さん。「まち歩きが好き」という松井さんに、現在の職業を選んだ理由やお仕事内容、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.現在のお仕事について教えてください。 建物を建てるためのコストがいくらかかるかを概算・積算する仕事をしています。具体的な業務と

アジャイルにWebサービスの開発を一手に担う

日本を代表する大手電気通信事業者、KDDI株式会社。「au」など携帯電話事業の印象が強いですが、法人向け事業も広く展開しています。山口歩夢さんはソフトウェアエンジニアとして、同社とそのグループ会社であるKDDIアジャイル開発センター株式会社での業務を兼務しています。「毎日が楽しい」という山口さんに、現在のお仕事の内容や働き方、大学・大学院時代のことなどについて伺いました。 ※アジャイル:「アジャイル(agile)」の名詞形である「アジリティ(agility)」とは、「敏捷」

環境設備の研究開発。大学での研究が“未来のキャリア”に直結している

安田さんが大学院で研究したのは次世代空調システム。企業と共同研究して実用化をめざすプロジェクトで、当時、学生として企業と関わった安田さんは、現在スーパーゼネコンの設備部で活躍しています。設備職として工事・設計・管理と多方面に精通したうえで、安田さんが描く将来キャリアは「あの頃」の研究とつながっています。 Q1.現在の職業を選んだ理由は? 大学院進学後は空調システムなどの環境設備分野を研究していましたので、就職活動にあたり当初は設備系の設計事務所とゼネコンの設備職を意識してい

光デバイスで豊かな情報通信社会を実現する

世界初の海底光ファイバ通信用レーザを実用化し、最先端の光デバイスで豊かな情報通信社会の発展に貢献してきた日本ルメンタム株式会社。製品量産のためのプロセス開発を行う入社2年目の上原 麻衣子さんは、着工された製品の評価方法の検討や装置の立上げを担当しています。社会人になっても学び続けることを止めず、常に成長し続ける上原さんに、現在の職業を選んだ理由や今後の展望について伺いました。 Q1.日本ルメンタム株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?現在所属している部署は、製品量産

日本に“おいしい”を届ける、人気キッチン家電を設計開発

テレビやエアコン、冷蔵庫、オーブンレンジ、スマートフォン……など、デザイン性と機能性に優れた数々の家電を生み出すシャープ株式会社。入社6年目の名取碩唯さんは、5万人以上の社員が働く総合電機メーカーで、調理家電「ヘルシオ」の設計開発に携わっています。「自分が設計した製品が世に出ることが一番の魅力」という名取さんに、現在の業務の内容や学生時代の学びについてお聞きしました。 Q1. シャープ株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?入社後は、日本国内向けのオーブンレンジやウォ

環境に配慮した建築設備を研究し、カーボンニュートラルをめざす

空調、給排水、電気、情報通信などの総合設備建設会社である三機工業株式会社で、研究開発職に従事する鈴木恵さん。工学院大学・大学院で大気環境工学の研究を重ねた経験は、今の仕事でも大いに役立っているそうです。現在は熱源機器や空調機等の建築設備に関するカーボンニュートラルや省エネに関する研究に取り組んでいるという鈴木さんに、今の仕事のやりがいと工学院大学の魅力を聞きました。 Q1. 三機工業株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?当社に入社後は、建設現場の施工管理を行う部署に

監督やクリエイターと協力し、アニメを作り上げる楽しさ

数々の大人気アニメの製作を手がけている株式会社アニプレックス。工学院大学の卒業生 山田温美さんは、プロデューサーとしてさまざまなクリエイターと協力しながら、アニメの企画・制作に携わっています。「大学時代の経験や学んだことのすべてが仕事に役立っている」と語る山田さんに、お仕事のやりがいや学生時代の経験についてお聞きしました。 Q1.株式会社アニプレックスではどのようなお仕事をされていますか?アニメ製作のプロデューサーとして、監督や脚本家などクリエイターの方々と一緒に企画を考え

学生時代に経験したトライ&エラーを 最先端の情報通信の現場で活かす

いまでは誰もが気軽に視聴できるインターネット映像配信サービスですが、それを可能にするために高度な情報通信技術が活用されています。株式会社U-NEXTは、映像配信サービス大手「U-NEXT」を運営する一方で、独自の情報通信技術の開発に取り組み、光インターネットサービスの「U-NEXT光」や、MVNO(仮想移動体通信事業者)事業「y.u mobile」へのインフラ提供など、幅広い事業を展開しています。花井雅人さんは、それらの研究開発を担うR&D本部に所属し、インフラエンジニアとし

システムエンジニアとして幅広い業種・業界のお客さまに貢献する

情報学専攻卒業生の原田大輔さんが、世界最大規模の総合印刷会社・凸版印刷を選んだのは、その知名度よりシステムエンジニアとして自分の可能性を広げられる仕事の幅広さが魅力でした。先端技術を含めて未知の仕事にチャレンジする自信を養ったのは、認知情報学研究室で学んだ人の行動と伝える技術。学生時代の学びが今の仕事にどう活きているか迫りました。 Q1.工学院大学で力を入れた学びは?何かを見る・触るといった、人の認知機能を科学的アプローチにより解明する認知情報学です。私はそのなかで目の錯覚