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卒業生の活躍

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工学院大学の卒業生たちは、どんな学生生活を歩み、社会に出てどんな仕事に就いているのでしょうか?多様な分野で活躍する卒業生たちの等身大の姿をご紹介します。
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記事一覧

環境設備の研究開発。大学での研究が“未来のキャリア”に直結している

安田さんが大学院で研究したのは次世代空調システム。企業と共同研究して実用化をめざすプロジェクトで、当時、学生として企業と関わった安田さんは、現在スーパーゼネコンの設備部で活躍しています。設備職として工事・設計・管理と多方面に精通したうえで、安田さんが描く将来キャリアは「あの頃」の研究とつながっています。 Q1.現在の職業を選んだ理由は? 大学院進学後は空調システムなどの環境設備分野を研究していましたので、就職活動にあたり当初は設備系の設計事務所とゼネコンの設備職を意識してい

光デバイスで豊かな情報通信社会を実現する

世界初の海底光ファイバ通信用レーザを実用化し、最先端の光デバイスで豊かな情報通信社会の発展に貢献してきた日本ルメンタム株式会社。製品量産のためのプロセス開発を行う入社2年目の上原 麻衣子さんは、着工された製品の評価方法の検討や装置の立上げを担当しています。社会人になっても学び続けることを止めず、常に成長し続ける上原さんに、現在の職業を選んだ理由や今後の展望について伺いました。 Q1.日本ルメンタム株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?現在所属している部署は、製品量産

日本に“おいしい”を届ける、人気キッチン家電を設計開発

テレビやエアコン、冷蔵庫、オーブンレンジ、スマートフォン……など、デザイン性と機能性に優れた数々の家電を生み出すシャープ株式会社。入社6年目の名取碩唯さんは、5万人以上の社員が働く総合電機メーカーで、調理家電「ヘルシオ」の設計開発に携わっています。「自分が設計した製品が世に出ることが一番の魅力」という名取さんに、現在の業務の内容や学生時代の学びについてお聞きしました。 Q1. シャープ株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?入社後は、日本国内向けのオーブンレンジやウォ

建築職員として、横浜市の魅力的な都市景観をつくる

建築職員として横浜市役所に勤務し、日々魅力的な都市景観をつくるために業務に向き合っている長谷川達也さん。「建築に関する深い知識を身につけ、幅広い経験ができる仕事に挑戦したい」という思いから今の仕事に転職した長谷川さんに、まちづくりに関わる喜びや現在の業務に求められる心構え、学生時代に経験して良かったことなどを伺いました。 Q1. 横浜市役所ではどのようなお仕事に携わっていますか?建築職員として、景観法をはじめとした景観制度に関する企画・運用を主に担当しています。ほかにも、ま

外資系企業のエンジニアとして、カーナビ製品のオーディオやラジオを開発

ラジオやエンターテインメント、カメラを軸とした運転支援システムの開発を行う外資系企業フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社。学生時代に人間工学研究室に所属したことをきっかけに、人間と機械のインターフェイスの開発・設計に興味をもったという湯尾一美さんは、同社でカーナビ製品のオーディオやラジオの先行開発を行っています。「世界で活躍するエンジニアになることが目標です」と話す湯尾さんに、現在のお仕事や学生時代の過ごし方を伺いました。 Q1.フォルシアクラリオン・エレクトロニ

世界トップクラスのシェアを誇る半導体製造装置メーカーで設計・開発を行う

世界最大の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン株式会社。 半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置を開発・製造・販売しており、この分野でのシェアは国内首位、世界第3位の実績を持っています。ウェーハテスト装置のメカ設計・開発を担当する田辺さんに、現在の職業を選んだ理由や学生時代の経験についてお聞きしました。 Q1. 東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?私は、ウェーハテスト装置のメカ設計・開発を担当してい

世界中で愛用される音楽用電子機器の品質を守る

レコーディング機器やマルチエフェクター(ギターやベースなどの音に多種多様な変化をつける機器)、デジタル楽器など、幅広い音楽用電子機器を、世界約130カ国に展開する株式会社ズーム。入社1年目の森健太郎さんは、クオリティインプルーブメントグループに所属し、さまざまな機器の品質管理に関わっています。軽音楽部に所属していた学生時代から、ズーム製品のファンだったという森さんに、仕事の楽しさや学生時代の過ごし方について伺いました。 Q1. 株式会社ズームではどのようなお仕事をされていま

安心な社会を支える企業のwebシステムを構築

防犯や警備などのセキュリティ事業から、防災や災害支援サービス、医療や保険など、さまざまな事業で社会の“安心”と“安全”を支えるセコムグループ。数千人規模の人々が働く同グループの社内Webシステムの構築を手掛けるのが、入社6年目の岩田有紗さんです。ものづくりへの興味と好奇心からITの世界を志し、大学在学中に「ユーザーの要望に寄り添うWebシステムを丁寧に作りたい」という思いから社内SEへの道を選んだ岩田さんに、現在のお仕事の内容や学生時代の過ごし方についてお話を聞きました。

建築のプロフェッショナルとして、まちづくりと場づくりを支える―。

日本を代表する不動産デベロッパーとして、さまざまな施設開発やまちづくりを行う野村不動産株式会社。「地域や住民に寄り添ったまちづくりを考え、実現していきたい」という想いから同社に入社した北村彩夏さんは、建築部に所属し、商業施設や物流施設の開発に携わってきました。入社以来4年間でさまざまなプロジェクトに取り組んできた北村さんに、現在の仕事の魅力や自身の糧になっている学生時代の経験などについてお話を聞きました。 Q1. 野村不動産株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?法人

未来の医療従事者を指導し、免疫分野から病気への課題解明に取り組む

幅広い知識や高度な技術が必要とされる医療従事者。医学部、歯学部、薬学部、看護学部の4学部からなる岩手医科大学では、医療現場でチームを指導する医師を輩出するため、日々学生への入念な指導が行われています。 入職2年目の木村将大さんは、微生物学講座感染症学・免疫学分野に所属し、助教として免疫分野の研究や学生への実習講義を行っています。学部生の時からアカデミックに就職したいと考えていた木村さんに、現在の職業を選んだ理由や今後の目標をお聞きしました。 Q1.岩手医科大学ではどのような

環境に配慮した建築設備を研究し、カーボンニュートラルをめざす

空調、給排水、電気、情報通信などの総合設備建設会社である三機工業株式会社で、研究開発職に従事する鈴木恵さん。工学院大学・大学院で大気環境工学の研究を重ねた経験は、今の仕事でも大いに役立っているそうです。現在は熱源機器や空調機等の建築設備に関するカーボンニュートラルや省エネに関する研究に取り組んでいるという鈴木さんに、今の仕事のやりがいと工学院大学の魅力を聞きました。 Q1. 三機工業株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?当社に入社後は、建設現場の施工管理を行う部署に

監督やクリエイターと協力し、アニメを作り上げる楽しさ

数々の大人気アニメの製作を手がけている株式会社アニプレックス。工学院大学の卒業生 山田温美さんは、プロデューサーとしてさまざまなクリエイターと協力しながら、アニメの企画・制作に携わっています。「大学時代の経験や学んだことのすべてが仕事に役立っている」と語る山田さんに、お仕事のやりがいや学生時代の経験についてお聞きしました。 Q1.株式会社アニプレックスではどのようなお仕事をされていますか?アニメ製作のプロデューサーとして、監督や脚本家などクリエイターの方々と一緒に企画を考え

学生時代に経験したトライ&エラーを 最先端の情報通信の現場で活かす

いまでは誰もが気軽に視聴できるインターネット映像配信サービスですが、それを可能にするために高度な情報通信技術が活用されています。株式会社U-NEXTは、映像配信サービス大手「U-NEXT」を運営する一方で、独自の情報通信技術の開発に取り組み、光インターネットサービスの「U-NEXT光」や、MVNO(仮想移動体通信事業者)事業「y.u mobile」へのインフラ提供など、幅広い事業を展開しています。花井雅人さんは、それらの研究開発を担うR&D本部に所属し、インフラエンジニアとし

システムエンジニアとして幅広い業種・業界のお客さまに貢献する

情報学専攻卒業生の原田大輔さんが、世界最大規模の総合印刷会社・凸版印刷を選んだのは、その知名度よりシステムエンジニアとして自分の可能性を広げられる仕事の幅広さが魅力でした。先端技術を含めて未知の仕事にチャレンジする自信を養ったのは、認知情報学研究室で学んだ人の行動と伝える技術。学生時代の学びが今の仕事にどう活きているか迫りました。 Q1.工学院大学で力を入れた学びは?何かを見る・触るといった、人の認知機能を科学的アプローチにより解明する認知情報学です。私はそのなかで目の錯覚