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Action! × 工学院大学

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探究心を持った人たちが集まるところ。 ものづくりに心惹かれる人が集う場所。 テクノロジーで社会課題に立ち向かう場。 Action!をキーワードに、一言では表しきれない「工学院大…
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記事一覧

楽に筋力アップで運動不足を改善! ゆっくり伸ばして エキセントリック体操

皆さんは1日にどのくらい運動をしていますか?世界保健機関(WHO)の調査によると、世界中で約18億人が運動不足とされており、およそ4人に1人が日常的に十分な運動が出来ていない状況です。生活が便利になるにつれ、歩行量や階段などの使用頻度が低下していることが一因と考えられています。 20代の頃の筋肉量を基準にすると、30歳以降は1年間で1%ずつ筋肉量が減少していくとも言われています。筋肉を動かすと脳が刺激され、ストレス発散や意欲・自信につながるほか、免疫機能も高まり、病気に対す

工学視点のスポーツ研究 用具の革新で健康社会の実現をめざす #Action

「スポーツに関する研究」と聞いたとき、みなさんはどのような内容を思い浮かべますか?   アスリートの身体づくりを効率的に行う方法を研究したり、私たちの健康維持・体力向上に役立つ方法を研究したりする、「スポーツ科学」の研究をイメージした方も多いかもしれません。   しかし、実は工学の中にも「スポーツ工学」という分野があり、スポーツを研究対象とすることができます。人間はスポーツでどのような動きをするのか。スポーツ用具と人間との間にどのような力の作用があり、どのような道具の性能だと

0.01秒を削り出せ!学生フォーミュラで輝く未来のエンジニアたち

今年もいよいよ「学生フォーミュラ日本大会」の季節が近づいてきました。本大会は、学生による小型レーシングカーの競技会です。国内の大学や専修学校に所属する学生が各校ごとにチームを組成し、マシンの企画開発から製造、実際の走行までを担当。完成した実機の企画力や製作力、性能などを競います。同大会は、2003年に第1回が開かれて以来、コロナ禍のさなかにあった2020年の第18回大会を除いて、基本的に毎年開催されてきました。 第22回となる今大会は、9月3日から6日にオンライン審査、9日

「時代が追いついた」 中銀カプセル建築と移動する暮らし #Action

2022年9月、およそ半世紀にわたって東京・銀座の景色にインパクトを与え続けた個性的なデザインの集合住宅『中銀カプセルタワービル』が姿を消しました。   このビルの解体はさまざまなメディアで報じられていたため、ニュースを目にしたことがあるという方も多いかもしれません。   中銀カプセルタワービルはその名の通り、140個のカプセル型居住空間が集まって建築された建物です。ビルの取り壊しでは、集合体だったカプセルをひとつひとつ慎重に解体。取り出されたカプセルは、美術館での展示や宿泊

100年前の建て築きを次世代へ 岩手銀行赤レンガ館の復原改修工事 #Action

世界有数のメディアであるニューヨーク・タイムズ紙が「2023年に行くべき52か所」を発表しました。英・ロンドンに続いて2番目に岩手県盛岡市が紹介されました。掲載以降、国内外から多くの観光客が訪れ、世界中から注目を集めています。  辰野金吾と工学院大学盛岡の地でランドマークとして愛されているのが、赤レンガに白い石を巡らせるデザインが特徴的な岩手銀行赤レンガ館です。明治時代に建設され重要文化財に指定されているこの建物は、近代日本を代表する建築家 辰野金吾が設計しました。 辰野

化学の力で食品の個性を解き明かす #Action

私たちはどんな食品を“おいしい”と感じているのでしょうか?食品の”風味”は一体どこからくるものなのでしょうか? 先進工学部応用化学科 食品化学研究室では、成分分析による実験や人間の感覚を客観的に調査する官能評価を用いて、化学的に食品の機能や味を解明しています。香りや物性から“おいしさ”の秘密を研究する学生たちの姿に迫ります。 Cast. 応用化学科 食品化学研究室(飯島 陽子 教授 / 杉山 健二郎 講師) “おいしい”を化学で解明する ―食品化学研究室では、どんな研究

真の「知らない」を検索する #Action

移動をするときも、ごはんを食べるときも、進路について考えるときも……。今や日々の生活に欠かせない行為となった「検索」。検索を通して、私たちは必要な情報を本当に手に入れることができているのでしょうか? 情報科学科インタラクティブメディア研究室では、ビッグデータを活用した情報検索・情報推薦の新たなアルゴリズムを研究。真の「知らない」情報を提供するメディアの開発に取り組んでいます。 Cast. 情報科学科 インタラクティブメディア研究室(北山大輔准教授) 「知らない」にたどり

体温検出から居眠り運転ゼロへ #Action

居眠り運転や眠気による不注意運転を減らすことができれば、私たちを取り巻く交通環境はより安全で快適なものになるはず。コンピュータ科学科の生体データビリティ研究室では、運転時のドライバーの体温を検出し、眠くなる前に適切な刺激を与えることで、眠気を発生させない技術の開発に取り組んでいます。 安全運転の実現はもちろん、いつでも持ち運べて、適切に眠気をコントロールしてくれる小型デバイスを作りたい―――。画期的な眠気制御システムの開発を目指す研究の様子をお届けします。 Cast. コ

2年連続出場で勢いにのるKRP ロボコンで優勝を目指す #Action

全国の学生たちが知識と技術を結集して競い合い、優勝チームは日本代表として世界大会ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン)』にも出場する『NHK学生ロボコン』。工学系の学生にとって憧れの舞台である同大会には、書類選考やビデオ審査を経て選出された約20チーム(2022年大会は16チーム)が参加しています。 工学院大学ロボットプロジェクト(以下:KRP)は、2018年以降悔しくも審査を通過することができていませんでしたが、2021年と2022年大会には出場権を獲得

世界一静かなドローンをつくる #Action

空撮や測量から物流や警備まで、さまざまな場面で存在感を増すドローン。機械理工学科 航空熱流体工学研究室では、革新的な機構を有するドローンの研究を宇宙航空研究開発機構(JAXA)や他大学と共同で行っています。 人口密集地でも騒音なく飛べるドローンをつくるには? これまでよりも長距離を飛ぶためには? ドローンの実用化に向けた研究を紹介します。 Cast. 先進工学部機械理工学科 航空熱流体工学研究室(佐藤允准教授) 新たな空力技術でドローンの課題を解決 ―ドローンは、航空

「想定外」にも強いロボット?人とロボットが信頼関係を築く未来へ #Action

公共交通やビジネスの現場から日々の暮らしまで、今や私たちの社会に欠かせない存在となったロボット。工学部機械システム工学科 モビリティシステム研究室では、次世代自動車や移動ロボット、遠隔操作システムなどの知能移動体の開発を目指しています。 混雑した状況で配達ロボットを走らせるためには? 人間が立ち入れない危険な場所で移動するロボットを造るには? 人とロボットが当たり前のように同じ空間に共存する―――。そんな未来へとつながる研究の様子をお届けします。 Cast. 機械システム

早い段階からのリサーチがオススメ!工科系就活を強力サポートする就職支援センター

工学院大学の特徴を紹介する動画 Action! #15 では、高い就職率や満足度を誇る、工科系就職活動の強い味方、就職支援センターをご紹介します。 新宿キャンパス2階と八王子キャンパス18号館4階に構える就職支援センターの心強いサポート&サービスを知って、ぜひ多くの学生に活用いただきたいと思っています。 動画内では内定を得た学生のコメントが掲載されていますが、どのようなサポートが受けられるのでしょうか。 今回は就職支援センターのスタッフにオススメの就職活動の進め方やセンタ

Action! #14 6000超のデータベースで越える対話の壁

工学院大学の学生たちの活躍を動画で届ける特集、「Action!」。シリーズ第14弾は、工学院大学卒の大先輩が登場します。 Cast. 長嶋祐二 名誉教授(元情報学部情報デザイン学科教授)/ 渡辺桂子先生(情報学部 非常勤講師) 長嶋先生は2021年6月、約10年の歳月をかけて研究した手話DB「KoSign」を公開しました。あらかじめ選定した6000超の手話単語を3次元動作データと4K映像で記録した、質と量において世界初の高精度・高精細なデータセットです。 研究には、20

Action! #13 鉄道研究の楽しみ方

工学院大学の学生たちの活躍を動画で届ける特集、「Action!」。シリーズ第13弾は高木研究室の皆さんとお送りします。 Cast. 電気電子工学科 電気鉄道システム研究室(高木 亮教授) 京王れーるランドにて高木先生の実地授業。昭和~平成の往年の時代に活躍した車両の特徴や、魅力を説明していただきました。展示されている6000系という車両は、2011年頃まで現役でした。皆さんは乗車したことはありますか? 多くの人にとって生活手段としても身近な鉄道ですが、鉄道”研究”の醍醐