鉄道開業150周年の今、考えるべきこと 〜高木 亮教授(工学部)✕大内田 史郎教授 (建築学部)対談〜 前編
社会が大きく変わる今、鉄道にも変革が求められている。―今回は鉄道開業150年を記念しての対談です。まずは、鉄道と深い関わりを持つ研究を行ってきたおふたりが、150周年という節目をどう捉えているか教えてください。
高木:鉄道は今、大きな変革のチャンスを迎えていると考えています。150年前の開業以来、鉄道は日本の交通システムを支える存在として大きな力を持ってきました。そしてその力は、都市部を中心に今後も維持されると考えています。一方で、この150年の社会構造の変化に、鉄道が対応