「好き」を突き詰めマーケティングの世界へ-卒業生インタビューVol.2
日本が世界に誇る総合電機メーカー パナソニック。アプライアンス(家電)部門に所属し、商品企画・販促担当として活躍する谷垣さんにお話を伺いました。谷垣さんは、工学院大学附属高等学校を卒業後、工学院大学に進学。7年間、好きなものにとことん没頭し、その経験を自信へとつなげていきました。
Q1. パナソニック株式会社でどのようなお仕事をされていますか?
映像コンテンツを中心とした担当商品(テレビ)の販売促進に関わるあらゆる業務を行っています。メインの業務として家電量販店等の展示品テレビで再生されている綺麗なオリジナル映像・商品説明動画の企画制作や、コンサート・映画などの映像使用契約を行い全国の店頭で再生できるよう手配しています。通販用の商品紹介画像の企画や商品検証、市場調査などマーケティング関連の業務も行っています。
写真は店頭でデモ映像を検証している様子です。
また、以前にはテレビレコーダーの商品企画担当として商品の市場導入やキャッチコピー、カタログ、店頭展示物などの企画や、量販店への商談、マスコミへの新商品紹介等も担当していました。写真は、2021年秋の新商品をマスコミに発表したときの様子です。
Q2. 現在の職業を選んだ理由は?
幼いころからカメラが大好きで、あらゆるメーカーのカメラを収集していました。中でもパナソニックのカメラ「LUMIXシリーズ」が一番好きで、この商品の企画に携わりたいという思いが強くなりパナソニックを選びました。今もカメラ関係の業務にも携わっており、写真部など学生団体様とのコラボイベントを企画し運営を担当しています。
Q3. 仕事のやりがいや魅力は?
携わったものが電車広告やテレビCM、お店や通販サイトなどに反映され広く発信されるので直接目にすることができ、そこに手応えとやりがい、魅力を感じています。
また社内での連携はもちろんのことですが、大人気テーマパークの企業や、スマートフォンで有名な企業など、あらゆる企業様と一緒に連携しながら仕事をするのも大変楽しいポイントです。
写真は、店頭・WEBのCM撮影の際に、実演販売士のレジェンド松下さんと記念撮影。
Q4. 今までの仕事で大変だったことは?
在宅勤務が始まった2020年入社のため、初年度は特に業務推進での人脈作りに苦戦しました。業務で携わる方に早く認識してもらうために、打ち合わせ後は率先して議事録を送るなど工夫をしていました。今も週の半分は在宅勤務のためオンラインに合った働き方を常に模索しています。
写真は、在宅勤務時のワークスペース。オンライン会議がしやすいように工夫を重ねています。
Q5. 仕事の中で、大学で学んだことが活かされていると思うことはありますか?
情報学部でプログラミングを学びながらも、商品企画や販促などの仕事を希望していましたので総合職採用の選考を受け、希望通りマーケティングの仕事に就くことができました。周囲は文系出身の方が多く異色の理系目線マーケッターとして意見を求められる機会が度々あります。
また、視覚情報研究室ではCMなどの視覚情報と消費購買行動をテーマに卒業論文を書きました。色を意識した販促物づくりや店頭CMの担当をするなど研究テーマに直接関係する業務も多く大学での学びが役立っています。
Q6. 就職活動のときに意識したことは?
自分の経験に自信をもって、妥協せず「ここがいい」と思えるような企業を受けました。自分の武器に気が付いていない人も必ず何かを持っています。特技でも、趣味でもなんでも良いので、まずはその武器に気付き大きく見せることを熟考してみてください。
Q7. 後輩たちへアドバイスをお願いします!
「好きなことを極める」これに尽きます。苦手をなくすことも大事ですが、限られた時間をかけるのですから、好きなことを誰から見てもすごいと言われるところまで極めることに尽力しました。陸上競技では、ハードル種目で全国大会に出場し、大好きなカメラでは、夜景写真を研鑽し様々なコンテストでの賞の獲得やフォトマスター検定の1級を取得しました。写真は、今までのベストショットです!また、英語は得意ではなかったので多少できた中国語を極めました。
趣味を極めることで就活時はもちろん、その先の人生においてもきっと心強い武器になります。頑張ってください!
Q8. 今後の夢や展望を教えてください。
商品を通じてお客様の生活を豊かにし、ファンの輪を世界中に拡大していきたいと思っています。情報学部の卒業生としてオンライン化の波を上手くつかみ、パナソニックの商品の魅力をよりわかりやすく伝え届け、自分のステージを広げて活躍していきたいです。
工学院大学は、134年の歴史の中で10万人以上の卒業生を輩出し、その多くがものづくり分野をはじめ、さまざまな業界で活躍しています。
先輩たちが歩んできた道を、将来を考える上での材料にしてみてくださいね。
次回、卒業生インタビューは1月下旬に更新予定です。お楽しみに!
情報学部 卒業生インタビュー
情報学部 就職活動体験記