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自己分析と企業理解の対策に注力 #就職活動体験記

2024年卒業の就職活動が本格的にスタートとなりました。今春、工学院大学から社会へとはばたく学生へ就職活動の体験談を聞く就職体験記。今回は情報学専攻から製薬会社へ就職する西澤さんにお話を伺いました。

内定先:エーザイ株式会社
西澤 侑里さん
工学研究科 情報学専攻 修士2年 / 生体情報処理研究室(指導教員:情報デザイン学科 田中 久弥 教授)/ 埼玉県立浦和西高等学校 出身 / 2017年 情報学部コンピュータ科学科入学
                   ※プロフィールは2023年1月現在

Q1.工学院大学へ進学した理由は?

 第1志望の大学が不合格となってしまい、数ある大学の中で工学院大学が一番学びたいカリキュラムに近かったため、入学を決めました。当時は第一志望に落ちてしまったことが悲しかったのですが、悔しさをバネに環境を積極的に利用して自主的に成長できたので、工学院大学へ入学したことは良い選択だったなと思っています。

Q2. 内定先企業を志望した理由は?

私が行っている認知症の脳波に関する研究と親和性があり、延長線上のことを仕事にできるからです。認知症患者の方とやり取りする中で、「頑張ってくださってありがとうございます」と応援して頂いたことがとても嬉しく、ITで社会問題を解決することにやりがいを感じ、社会に影響を与える職に就きたいと考えました。
また、社員の方の話を伺い、スキルが活かせることややりがい、ワークライフバランス等を総合して一番働きたいと感じ、エーザイのITデジタル職を目指しました。

認知症の研究で使用する機材

Q3.在学時に力を入れたことは?

資格取得に力をいれました。私は基本情報技術者試験応用情報技術者試験に合格し、TOEICでは745点を獲得しました。資格を持っていることで、面接中に褒めてもらえたり、オファーサイトで声がかかるなど、評価されやすいポイントで就職活動において優位に働くと肌で実感しました。
大学の授業では積極的に質問し、知識に対して貪欲な姿勢を身につけることが重要です。小さいことをコツコツ頑張っていくと将来役に立つはずです。皆さんも資格取得のために、精一杯勉強することをおすすめします。

資格取得のために使用した問題集や参考書

Q4.大学院へ進学した理由を教えてください。

学会発表を経験したかったことと、ライフプランの明確化のためです。学部生の頃に大学院生の説明を聞いて、論理的な説明に感動したことがきっかけで、自分も学会発表等をたくさん行い説明力を向上させたいと考えました。また、将来どうしたいのか、自分とより深く向き合いたいと思ったことも進学理由の1つです。

Q5. 就職活動はいつから始めましたか?

学部生の頃に、ゲーム好きということからゲーム制作会社や、IT企業全般を中心に就職活動を行い、実際にIT企業1社から内定を頂きました。しかし、明確に自分のやりたいことが分かっておらず、大学院への進学と悩んでいたため、就職せず進学の道を選びました。
就職活動を本格的にスタートさせたのは、2022年の1月です。企業説明会には25社ほど参加し、ネットの情報では分からない部分を積極的に質問しました。会社の強み、職場の雰囲気、今後の方向性を知り、自分が実際にその企業で働いている姿を想像できるレベルまで、調べることが重要です。また、逆求人サイトに登録し、企業からのオファーをきっかけとした就職活動も並行して行っていました。エーザイ株式会社もオファーがきっかけで面接に進みました。

授業で作ったクイズ機

Q6. ここが効いた!私のエントリーシート

企業が求めている人材に当てはまるような情報を志望動機に盛り込みました。例えば、私が内定を頂いたエーザイ株式会社では、認知症関連に尽力しているため、私も認知症の研究を行っていたことや、実際にその研究でやりがいを感じたことを書きました。自分の持っている手札(強み)から、相手が求めていることを予想し、そのカードを出すことを意識しました。

Q7. 面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。

自己分析を徹底して行い、自分が戦いやすいように備えました。面接当日は話すことを細かく決めず、フリースタイルで挑んだ方が安心するタイプなので、準備は直前に一極集中して行い、面接官がどういう質問をしてくるかを想像してイメージトレーニングをたくさんこなしました。また、必要な情報を箇条書きでまとめました。自分の個性を乗りこなして戦うと自然と自信を持って話せるはずです。
自己PRでは、「目標に向けて集中する力と努力する主体性」を中心に話しました。この強みは、優秀な人材に主体的に成長できます!とアピールできるため、企業の方々に評価して頂きやすかったと感じています。また、実際のエピソードとして、これまで資格取得や学業、研究を頑張ったことも話せるため、自己PRに向いているアピールポイントでした。

Q8. コロナ禍での就職活動で意識したことは?

面接時のアクシデントの対応です。オンラインが主だったので、Wi-Fiがつながらなくなってしまったり、面接官の方の音声が聞き取れなかったりと臨機応変な対応が求められました。ただ、企業側もそういった状況に慣れており、落ち着いて誠実な対応を心がけることによって、問題なく終えることができました。

Q9. 就職活動での必須アイテムはありますか?

企業研究ノートと、ノートパソコンを置く台です。前者は、その名の通り様々な企業の研究と、面接対策をまとめたノートです。オンラインでの面接が多かったので、安心のためノートを近くに置いて行っていました。後者はオンライン面接でカメラのアングルを調整するのに大いに役立ちました。

企業研究ノートとノートパソコンを置く台

Q10. 後輩たちへメッセージをお願いします!

私の場合、就職活動のカギとなったのは、早めの行動と自己分析でした。はじめの一歩のタイミングで、その後の難易度や満足度が変わると実感しました。また、自己分析によって、好きな分野、就職したい業界や職種が見え、就職活動に直結します。
日頃から自分に対してアンテナを立て、自分自身と向き合い、なるべく早めに就職活動に取り組んでください。応援しています!

友人と三重県に旅行にいったときの写真です

工学院大学 就職支援センターでは、エントリーシートの書き方や合同説明会、企業セミナーなど、就職・キャリアに関する様々な情報を発信しています。就職支援センターTwitterでも情報更新中。学部3年生、修士1年生の方はぜひご利用ください。



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