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就職支援センターのアドバイスを活かし、自己理解を深める #就職活動体験記

 大和ハウス工業株式会社の意匠設計職として2024年春に就職する古場さん。就職活動の際は、就職支援センターや友人に相談しながらESを繰り返し添削し、自己理解を深めた結果、選考を通過するエントリーシートが作成できるようになったそうです。就職活動時のエピソードや後輩へのメッセージを伺いました。

内定先:大和ハウス工業株式会社
古場 慶大さん
建築学部建築デザイン学科4年 / 西森研究室(指導教員:西森 陸雄 教授)/ 美術意匠部 / 国際基督教大学高等学校 出身

プロフィールは2023年12月現在

Q1.工学院大学へ進学した理由は?

 工学院大学は理工系の大学として伝統があり、日本初の建築学部を設置した大学として知られています。私は建築分野を学びたかったので、工学院大学であれば優秀な仲間と共によく勉強し、先輩方との人脈も通して、将来を期待できると考え、進学しました。

Q2. 内定先企業を志望した理由は?

 まちづくりの規模で行われる様々な建築設計に携わることで、より多くの人々の暮らしを豊かにすることを考えられるからです。また、国内外問わず社会課題に向けて事業が展開されているので、私の挑戦心が駆り立てられました。

Q3. 就職先など卒業後の進路を選ぶまでのきっかけを教えてください。

 元々絵を描くことが好きなのでデザイナーを目指したいと思い、受験時に建築デザイン学科は視野にいれていましたが、就職が狭き門だと知って選択肢から外し、建築学科へ入学しました。工学院大学の建築学部は2年次までは学部共通カリキュラムになっており、建築学を幅広く勉強します。その際に学んだ設計演習でデザインの楽しさを知り、3年次の学科選択で建築デザイン学科へ転科することを決断しました。デザインに特化した研究に携わり、将来は偉大な建物を描きたい、その一心でした。学科選択の自由があったおかげで、自分が一番望んでいた進路に進めたと思います。

Q4. 在学時に力を入れたことは?

 大学の設計演習講義の課題に取り組むことを頑張りました。数ヶ月ごとに設計課題のテーマが与えられ、その度にヒトに寄り添う空間を意識して作品づくりに励みました。例えば、人体を包み込むような曲線建築を考えるため、得意なスケッチや粘土を用いて試行錯誤を重ねたり、狭小空間を効率的に活用する建築を考えたりと、他の同級生が挑戦しないカタチを創り続け、その結果、約10人に1人のみ選出される優秀者に度々選出されました。この創造力を活かして、就職後も今新しい形態の建築を提案し続けることで会社や社会に貢献したいと考えています。

設計作品: 学生 x 企業の都市住戸

Q5. 就職活動はいつから始めましたか?

 大学2年生の冬に始めました。建築学部は3年次進級時に学科選択をするので、自分に適している職種を見極めたうえで学科選択をしたかったので早めに動き始めました。

Q6.就職活動時に大学の就職支援サポートをどのように活用しましたか?

 私は大学3年生の夏頃にエントリーシート(ES)の作成に苦戦しました。文章の表現力や構成が分からなかったので、就職支援センターに添削をお願いをしたところ、厳しいフィードバックをいただきました。苦悩しましたが、現状を受け入れ、同時に自分の強みをより明確に示すためにどのような改善をすればよいかを相談しました。繰り返しの添削の末、自己理解が深まったことで、自分の性格が伝わるESに仕上げられ、選考を通過するESを書けるようになりました。添削以外にも、面接時のマナーやテスト対策、受験時期など大事なことを教えていただきました。

Q7.面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。

 熱心に就活に取り組む親友と夜中まで電話をして、互いの性格を伝えあって自己分析をしたり、お互いのエントリーシートを添削をしたりしました。自分が気づかない欠点を遠慮なく指摘してもらうことで、内容が大きく改善しました。また、相談し合うことで精神的な負担が軽減されました。天候が雨だった面接本番に、好きな歌詞で励ましの連絡をくれたことが想い出です。選考を受けていく中で、テーマに沿った設計を行う課題が出たのですが、在学時の経験を活かして限られた時間の中で設計に取り組むことが出来ました。

Q8.就職した後に実現したい事や、思い描いている夢を教えてください。

 私の夢は、建築設計の分野で国際的な影響を与える大規模なプロジェクトに携わることです。人々に歓びを与える建物をデザインし、異なる文化や環境に適応した持続可能なソリューションを生みたいと考えています。特に発展途上国では持続可能な都市開発が急務であり、多様な人々との対話を通して、都市環境の改善を図ることが求められるでしょう。柔軟な発想を意識して、お客様に対する信頼と期待に応える専門家として成長し続けたいです。

Q9.後輩たちへメッセージをお願いします!

 人生は色鮮やかなキャンバスだと思います。新しい出逢いや知識は、新しい「色」です。 私たちは日々、自分のキャンバスに一筆、一筆を足していきます。 皆さんには、最高傑作を目指して、全力で挑戦してほしいと思います。 作品に失敗は無いからです。もし気に入らなくても塗り直せますし、 塗り直すことで、より深みのある色になります。 学業に限らず、アルバイトや部活や趣味、沢山の色を見つけてください。

テンペラによる抽象画


 工学院大学 就職支援センターでは、エントリーシートの書き方や合同説明会、企業セミナーなど、就職・キャリアに関する様々な情報を発信しています。就職支援センターX(旧Twitter)でも情報更新中。学部3年生、修士1年生の方はぜひご利用ください。



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