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面接は人と人との会話!強みのコミュニケーション能力の高さをアピール #就職活動体験記

オリンパス株式会社の生産技術職(プロキュアメント)として今春就職する村上さん。就職活動の際は自分の言葉で伝えることを重視し、他人との差別化を意識して、面接官の興味を引くエントリーシートを作成したそうです。
内定先企業の志望理由や面接時のエピソードなどをお聞きしました。

内定先:オリンパス株式会社
村上 亜美さん
化学応用学専攻 修士2年 / 酵素機能化学研究室(指導教員:小山 文隆 教授 / 坂口 政吉 准教授)/ 私立桐光学園高等学校 出身 / 2018年 先進工学部 生命化学科 入学

プロフィールは2024年1月現在

Q1.工学院大学へ進学した理由は?

 第1志望の大学ではなかったのですが、化学の分野を幅広く学ぶことができる点や、学生と先生方との距離の近さ、設置されている研究室に魅力を感じ、進学を決意しました。

Q2. 内定先企業を志望した理由は?

 私は手術を受けた経験があり、病気で苦しむ多くの人を救いたい、医療業界に欠かせない最先端の医療機器の開発に携わり、患者様の不安を取り除くことに挑戦し、安心して治療に臨むことのできる環境作りを実現したいと考えていました。オリンパス株式会社は内視鏡事業、治療機器事業ともに高い技術を持ち、新しい価値を提供し続けており、日本のみならず世界から必要不可欠とされています。私はそのようなレベルの高い環境で自分を成長させることで社会に貢献したいと考えていたため、志望しました。

Q3.大学院へ進学した理由を教えてください。

 これまでの勉強や知識を活かすことのできる仕事に就きたいと考えたからです。 また、大学4年時の研究活動を通じて、これまでの考えにはなかった新たな業界に興味を持ち、学部生で卒業するのは勿体ないと感じ、大学院への進学を決意しました。

Q4. 在学時に力を入れたことは?

 在学時に力を入れたことは、研究活動です。私は医薬品合成を行う研究室に所属し、卒業研究では「免疫チェックポイントの阻害剤の合成研究」というテーマで研究を行いました。既知の手法を用いての研究でしたが、収率の大幅低下、未知の副生成物の生成という壁にぶつかりました。しかし、学術論文を精読し、データを基に反応条件を地道に変えたり、積極的に先輩や教授に相談した結果、収率は大幅に向上し、未知の副生成物を生成せずに反応させることに成功しました。この経験から、課題を打破するためには失敗を恐れず思い切った行動が重要であるということを学びました。

Q5.ここが効いた!私のエントリーシート

 「自分の言葉で伝える」点と、「他人との差別化」を意識した点が効いたと感じています。「自分の言葉で伝える」に関しては、エントリーシート(ES)を人に添削してもらうと自分の言葉ではない部分が生じてしまうため、他人には頼まず、提出前に自分で自分のESの添削を行い、訂正するという流れを5回以上行いました。「他人との差別化」に関しては、ESに記載する自己アピールなどはマイナスエピソードでも伝え方によっては課題解決エピソードに変更できたり、他人には経験したことのないエピソードであるため、面接官からの興味を引くことができたと感じています。
 また、就職活動におけるライバルの大多数が理系大学院生である点も意識しました。理系大学院生は消極的なイメージが強くあるので、自己PRや長所の項目において、自分の強みであるコミュニケーション能力の高さをアピールできるエピソードを記載しました。

Q6.面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。

 面接対策では、一語一句原稿を準備しないことで、対策を行いました。 各社の質問を就活サイトにより全問書き出し、各質問に対し、『結論、理由、経験、結果』等をメモ程度で書き記し、頭の中で整理しながら喋る練習をすることで面接本番では、想定外の質問が来たとしても一切躓くことなく答えることができました。 面接本番では、面接は人と人との会話である、ということを意識しました。質問にただ答えるだけでなく、相手の質問の意図や自分の答えに対する相手のさらなる質問を瞬時に考え、一問一答で終わらせない面接にするよう意識しました。

Q7. 就職活動での必須アイテムはありますか?

 就職活動の参考書等を買わなかったため、役立ったアイテムはないのですが、友人や先輩の経験談がとても役立ちました。 同じ大学の友人のみならず、就職活動に力を入れている文系の友人にも話を聞くことで、ESや面接対策を充実させることができたと考えています。また、同年代の友人は、私の就職活動当時、社会人1年目から2年目へと移った時期ということもあり、転職を考えていたり、実際に転職していた友人が数人いました。そのため自分に合う業界、職種なのか、しっかりと考えるきっかけを与えてくれました。

Q8.後輩たちへメッセージをお願いします!

 大学生活において、学業に力を入れることはもちろんですが、多くの人と関わることが重要であると感じました。 私自身、大学での交友関係以外にも、アルバイトや地域の草野球チームの活動において、同年代から自分の祖父母の世代までの幅広い年代の方々と接する機会が人より多くありました。この経験は、コミュニケーション力向上や、広い視野を持つことができた大きな要因となったと考えており、面接で緊張する場面や話すエピソードに困ることはありませんでした。 そのため、有意義に時間を使い、より多くの交友関係を築き、より多くの経験をすることで、内容の濃い学生生活を送ってほしいと思っています。

工学院大学 就職支援センターでは、エントリーシートの書き方や合同説明会、企業セミナーなど、就職・キャリアに関する様々な情報を発信しています。就職支援センターX(旧Twitter)でも情報更新中。学部3年生、修士1年生の方はぜひご利用ください。


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