研究活動で培った粘り強さと就職支援が後押しに #就職活動体験記
持続可能な社会の実現に必要な研究開発を推進する国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)へ就職する増井さん。多忙な研究活動と就職活動を両立させるために、大学の就職キャリア支援センターを活用していたそうです。就職活動の体験談や後輩へのメッセージを伺いました。
Q1. 工学院大学に入学を決めた理由は?
理工系の単科大学であることから大学生活を有意義なものにできる環境が整っていると感じ入学しました。多様な分野の研究が行われており、大学院への進学実績も豊富で、将来の選択肢が広がると感じたことも大きな理由です。
そして、研究開発に繋がる産業や工業に興味を持ち、研究に触れ、学び、経験を積みたいと考え、大学院への進学を選びました。大学院では自分の専門性を高めるだけでなく、その研究成果を国内外での学会を通じて発表するなど貴重な経験を積むことができました。
Q2. NEDOを志望した理由は?
新たな技術を社会実装に繋げ、日本の産業技術力強化に貢献したいと考え志望しました。蓄電池の研究活動を通じ、企業や研究者の方々と意見交換する機会を得て、EVなど蓄電池分野の激しい国際競争の現状を知りました。多岐にわたる分野の技術開発を推進するNEDOでは、技術開発を軸とした優位性の確保により産業技術力強化を達成できると考えました。
Q3.在学時に力を入れたことは?
研究活動に力を込めて取り組みました。研究では、事前調査や試行をした結果、当初想定していた手法の適用が困難であることが判明し、新たな実験方法の確立が課題となりました。そこで、指導教員の関先生だけでなく他機関の専門家への相談を積極的に行い、多くの知見を得ました。さらに、微細な条件の変更や試行錯誤を重ねた結果、最適な条件を見つけることに成功しました。この研究活動を通じて、原因と現象を分析し粘り強く取り組む姿勢の重要性を深く学びました。
Q4.授業や研究活動が進路選択や就職活動に役立ったと思うエピソードを教えてください。
研究活動では企業や研究者の方々とお話する機会があり、将来実現したいことやキャリアについて考える良い機会になりました。また、エントリーシートでは小論文形式の項目がありましたが、研究活動を通じて得た蓄電池産業に関する研究成果や課題点などの事実や根拠を踏まえ、自分の考えを記述することができたので、説得力のある文章にすることができたと感じています。
Q5.就職関連で利用した大学のサポートなどを時期も踏まえて具体的に教えてください。
7月に大学で開催されたグループディスカッション講座を受け、チャレンジ支援プログラムに応募しました。9月頃からは就職キャリア支援センターのES添削及び個別面談、その後順に面接対策を行いました。特に、個別面談では就職キャリア支援センターの方と相談しながら就職活動の予定を決めることができたので、就活と研究を両立する上で大変役立ちました。
Q6. 面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。
就職キャリア支援センターで面接対策を予約し、志望動機や自己アピール、想定質問に適切な目線・姿勢・声量で答えられるよう練習しました。就活サイトでは逆質問が多いと情報を得たため、面談対策の際にカウンセラーの方にこれを伝え、事前に逆質問の準備をしました。
Q7. 就職活動で役に立ったアイテムがあれば教えてください。
これまでの活動を記録した写真がとても役に立ちました。自己アピール動画の提出が必要だった際、研究活動やボランティア、部活、サークルなど様々な場面での写真を使用しました。それにより、自分がどのような活動をしてきたのかを視覚的に分かりやすく伝えることができました。
Q8.後輩たちへメッセージをお願いします!
家族や先輩、先生等に相談しながら、本質的に幸せになるための道を探してほしいです。私自身、研究や学業、遊びなど目の前のことに全力で取り組んだ結果、研究活動や自己分析を通じてやりたい仕事や夢を見つけることができました。研究も勉強も、遊びも怠ける事も全力で取り組んで、様々な経験や実体験を元に自分の強さをアピール出来たら良いと思います!皆様の成功を陰ながら応援しております。
先輩一同、4月にお会いできるのを楽しみにしています
これから始まる大学生活をより一層素敵なものにしていきましょう!
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