ソーラーチームでのものづくりの経験が、他者との差別化を図る #就職活動体験記
三菱電機株式会社の機械開発設計職として就職する清水さん。ソーラーチームでのものづくりの経験が研究室選択や進路選択へ大きな影響を与えたという清水さんから、就職活動の体験談や後輩へのメッセージを伺いました。
Q1.工学院大学へ進学した理由は?
正直なところ私の第一志望は工学院大学ではなく、浪人するか悩んでいました。しかし、本学にはソーラーチームなどの魅力的な学生プロジェクトが多く、授業や課外活動を通じてより実践的なものづくりを学ぶことができると考え進学を決めました。
Q2. 内定先企業を志望した理由は?
ものづくりを通じて日本の国防に携わりたいと考え志望しました。世界情勢に起因した日本を取り巻く状況の悪化や、親族に自衛隊で働く方がいたことで防衛に興味を持ちました。防衛装備を製造する企業の中でも、三菱電機は陸・海・空の幅広い防衛装備に関わっており、次世代戦闘機のアビオニクスを担当するなどの挑戦的な姿勢に魅力を感じました。
Q3.在学時に力を入れたことは?
学生プロジェクトなどの課外活動に注力していました。ソーラーチームでは実際の車体製作からチームでのものづくりを経験し、2019年の世界大会にも参加しました。このチームで経験したことは研究室選択や進路決定に大きな影響を与えました。また、マンガ研究会という部活にも所属し、部長を務めていました。大規模な団体ではありませんでしたが、コロナ禍で部員をまとめて方針を決定し、実行していくという経験は私を成長させたと思います。
Q4.就職活動時に大学の就職支援サポートをどのように活用しましたか?
エントリーシート(ES)添削や相談で就職支援センターを利用しました。ES添削は夏・冬のインターンシップ前に加え、年明けの1月・2月は毎週のように利用していました。複数社のESを添削していただくのではなく、第一志望のESを繰り返し添削してもらい精度を高めていました。また、就活相談では、大学推薦の取得に関する就活戦略について相談していました。自分の考えを話すことで気持ちを整理でき、アドバイスを頂いたことで悔いのない就活ができたと考えています。
Q.5 就職活動で意識したことは?
ESや面接では、自分の行動してきたことや考えに一貫性が見えるように意識していました。志望動機や希望職種などが思い付きではなく、今までの経験や行動の結果だと感じてもらい、納得感が出るように注意していました。
Q6.ここが効いた!私のエントリーシート
チームでのものづくりの経験に関する記述が効いたと考えます。様々な企業の説明会にて、企業では一つの製品の設計や製造に多くの人が関わり、大人数のチームで業務を進めることが多いと伺いました。この点に、ソーラーチームで行ったチームでのものづくりの経験がマッチしていました。チームだからこその難しさ、設計者と部品加工者との連携やコミュニケーションの重要性など、実際にチームでものづくりをして得た経験を伝えることで他者との差別化が図れたのではないかと思います。
Q7.面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。
面接対策ではエントリーシートに書いた内容を深掘りされても困らないように対策し、ネットで見かける想定質問に対して回答をあらかじめ考えて面接に挑んでいました。 本番では、短い面接時間内で自分の経験や考え、成果を最大限アピールしようとしていましたが、どうしても伝えきれない時もありました。そのような時には面接最後の逆質問にて、「伝えきれないことがあったので話してもいいですか?」と伺い、簡単な追加の自己PRをしていました。
Q8.後輩たちへメッセージをお願いします!
就職活動は大学生活の充実度によって難易度が変わります。様々なことに取り組み、目的をもって主体的に行動することで充実した大学生活となり、就職活動も有利に進めることが出来ると思います。 また、自己分析やES添削、面接対策は一人で行うのではなく、就職支援センターや先輩、友人を頼ることが重要だと思います。人と話すことで自分の気づかなかった長所や本当にやりたいことが見えてくる場合もありますし、就職支援センターでES添削してもらいながらそのエピソードについて話すことで、より強い内容を拾ってくれることもあります。自分のことを人に話すのは抵抗があるかもしれませんが、思い切って動いてみてください!
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