「何でも知っています!」徹底した企業研究と支援活用で夢を掴む #就職活動体験記
大手自動車メーカー マツダ株式会社の技術系総合職として就職する村尾さん。徹底した準備と熱意で、地元広島のマツダで働く夢を叶えた村尾さんに、就職活動の体験談や後輩へのメッセージを伺いました。
Q1. 工学院大学に入学を決めた理由は?
機械工学の主要科目を基盤としながら、幅広い分野を横断的に学べるカリキュラムが整っている点に魅力を感じました。また、多様な分野を学ぶことで進路選択の幅が広がる環境であることが、将来のキャリア形成に大いに役立つと考えました。学びの充実だけでなく、進路に向けたサポート体制が整っている点にも魅力を感じ、目標に向かって着実に成長できると考え、工学院大学への入学を決めました。
Q2. 業界・職種や就職先など卒業後の進路を決定する際の決め手を教えてください。
就職活動を始めた当初は、幅広くさまざまな業界を見ていました。その中で、自動車業界で働いていた父の影響で、小さい頃から憧れていた完成車メーカーや、日常生活で目に触れ、人々の生活を支える製品を作るメーカーに徐々に興味を持つようになりました。進路を決定する際には「これが決め手!」という一つの要素に依存するのではなく、自分にとって譲れない条件を軸に総合的に判断しました。例えば、拠点が全国に分散していても頻繁な全国転勤がない企業であることなど、具体的な条件を考慮しながら選びました。また、選考終了後には長い期間働いていく可能性のある会社なので、自分の選択で後悔が残りにくい方を選びました。
Q3. 内定先企業を志望した理由を教えてください。
私は「人間中心」と「魂動デザイン」というマツダ独自の車造りに共感し、志望しました。1つ目はドライバーが意のままに車を操れるドライビングポジションのこだわり。2つ目はキャラクターラインを多用するのではなく、曲面を多様化したコンセプトカーから市販車にするデザインの再現力。この2つの特徴から、各部門が同じ志を持ちながら、マツダらしい車を造り上げるという強い信念と社員の意識の高さを感じました。100 年に一度の変革期の中、ポリシーを持った車作りの一員として挑戦していきたいと考えました。
Q4.在学時に力を入れたことは?
Birdman Project Wendyに所属し、鳥人間コンテスト出場のための設計と製作に携わりました。設計では、翼の骨組みや治具(部品加工や組み立ての際に使用する補助装置)の設計を担当しました。製作では、製作精度を高め、作業時間を短縮するために製作方法の改良を行いました。これらの取り組みを通じて培った経験は、生産技術部門関連の面接における自己PRとして大いに役立ちました。
Q5.就職関連で利用した大学のサポートなどを時期も踏まえて具体的に教えてください。
就職関連で利用した大学のサポートは、「エントリーシートの添削」と「模擬面接」です。エントリーシート添削は、6月上旬に夏インターン選考、10月に冬インターン選考、12月に早期選考、3月に本選考のために利用しました。友人や家族からのアドバイスも役立ちましたが、自分のことを全く知らない方からの客観的なアドバイスは大変参考になりました。 模擬面接は1月から3月にかけて数回利用しました。友人と模擬面接を行うこともありましたが、緊張感が薄れがちでした。一方、サポートの模擬面接では面識のない方と行うため、本番さながらの緊張感を体験でき、大きな成長につながったと思います。
Q6. 面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。
面接対策では、事前に想定される質問への回答を徹底的に準備しました。ただし、完全な文章にすると応用が効きにくいため、単語や短文で要点をまとめる形を心がけました。また、自分が伝えたいポイントを明確にしておいたことで、想定外の質問が来ても、一貫性を持って対応することができたと思います。
Q7.就職活動で意識したことを教えてください。
就職活動で意識したことは、自動車業界全体の状況や応募する企業独自の特徴について、あらゆる角度から情報収集を行い、「何でも知っています!」と言えるくらいの準備をすることです。面接官は、その業界で長年活躍されてきた等級の高い社員の方々が多いはずです。そのため、的外れな発言をしてしまうと、どれだけ面接が盛り上がっていても、相手の印象を大きく損ねてしまう可能性があります。そうした事態を避けるために、事前準備を徹底することを心がけました。
Q8. 就職活動で役に立ったアイテムがあれば教えてください。
顔を照らすライトです。オンライン面接では、部屋の照明だけでは顔が暗くなりがちです。顔が明るく見えるようにライトを使用することで、表情が相手にしっかり伝わり、面接時の印象を良くすることができたと思います。
Q9.後輩たちへメッセージをお願いします!
私から後輩の皆さんに一番おすすめしたいのは、就職キャリア支援センターの積極的な活用です。私は、模擬面接やエントリーシートの添削、不安なことやわからないことの相談などで何度も利用し、大変お世話になりました。就職キャリア支援センターの方々はとても優秀で、どんな質問にも的確に答え、迅速に対応してくださいます。これほど手厚いサポートが得られる環境はとても貴重だと思います。就職活動に不安がある方は、ぜひ遠慮せずに相談してみてください。きっと大きな力になり、自信を持って就職活動に挑めるはずです!
先輩一同、4月にお会いできるのを楽しみにしています
これから始まる大学生活をより一層素敵なものにしていきましょう!
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