【子育て世代座談会】「ワークライフバランス」のリアル 後編
こんにちは!工学院大学採用担当のA.Hです。
座談会企画第2弾「子育て世代座談会」。家庭と仕事の両立や、今の仕事についてなどざっくばらんに話してもらった様子をお届けします!
本企画は前編と後編の2部構成となっています。
前編はこちらから↓
A.H人事:前半では、ご家庭の状況や仕事と育児の両立について伺いました。後半でも引き続き、仕事への取組み方について伺いたいと思います。お子様が誕生されてから、働き方で意識していること・変化したことはありますか?
T.H広報:スケジュール管理ですね。妻や子どものスケジュールも踏まえてスケジュールを組み立てるようになり、早く帰れるように意識するようになりました。また、自分が主担当のイベントの際に、子どもの運動会と重なることがありました。その際は私がいない前提で対応できるよう事前に準備をメンバーの協力を得ながら行い対応してもらいました。
仕事と家庭のバランスをどのようにマネジメントするか日々手探りで対応しています。
T.N学事:私は時短勤務をしているので、残業をしない前提で働いています。なので、毎日1日のスケジュールを組み立てて16時30分までに終わらせる!と思って仕事をしています。また、これは絶対今日やらなきゃいけない、こっちは明日でも大丈夫、というように仕事の優先順位づけも必ず行っていますね。
Y.Y就職:私も時短勤務をしているので、皆さんがおっしゃるように、今日はここまでやる!という毎日の着地点は今まで以上に意識するようになりました。あとは、子どもは本当に“突然”、が多いので、体調が悪くて突然明日休まなきゃいけない、となったときでも慌てないように、前もってちょっとずつ仕事を進めておくようになりました。明日やるから全く手を付けないのではなく、なるべくちょっとずつ前倒しで手を付けていくようなイメージです。いい意味で割り切る力もついたと思います。
A.H人事:自分が満足するところまでできてなくても、ということですか?
Y.Y就職:そうですね。ここまで出来ていればよしとしよう、今日絶対やらなければいけない仕事ではないなら思い切って来週に回そう、と言い聞かせながら仕事をしています。
A.H人事:そうはいっても、繁忙期によっては対応せねばならない業務があり、定時までに終わらない時もありますよね。そのような時はどの対策をされているのですか?
Y.Y就職:時間管理だけではどうにもならないことなので、そういう時は周りの人に頼ります。申し訳ないなという気持ちはあるのですが、逆に私に余裕があるときは「それやっておくよ」というようにしています。お互い様だね、と言えるような行動は意識していますね。
T.N学事:お互い様でいうと、職場内だけではなく、家庭内でもそうだと思います。繁忙期はどうしても保育園へのお迎えに間に合わない日もありました。そういう時は、予め夫に「今日はお迎えよろしくね」と伝えるように調整をしています。逆に、夫は土日の出張が多いので、私が土曜日出勤の日でもお休みを取ったりしますね。
A.M情シス:情報システム部は年度切替の3月下旬~4月上旬が特に繁忙期なので、夫には「私はその期間いないから」と言っています(笑)ただ、やらないといけないことはもちろんやりますが、かといってこれ以上のことはできません、とはっきり周囲に伝えることも大事かな、とも思っています。
T.H広報:できること、できないことをはっきり伝えることは、家庭でも意識していますね。やはり共働きなので、お互い仕事で絶対に抜けられない日というのは生じます。この日は抜けられる、この日は在宅できる、この日は絶対出社、というのを予め伝え合わないとお互いお見合いになって動けないので、優柔不断な性格ですがそこは意識しています。夫婦間の大まかなスケジュール(退勤見込み時間や外出など)をアプリで共有することで伝え忘れが無いようにしています。
A.H人事:仕事も家庭も同じなんですね。結婚・子育てというのは、人生のステージが大きく変わる出来事だと思います。自分のキャリアへの価値観の変化はありましたか?
Y.Y就職:私は、妻も自分も自分のキャリアをしっかりと築いていきたいというタイプだったので、結婚前後ではあまり価値観は変わることなく仕事に没頭していました。もともと大学職員を目指していたので、繁忙期で忙しい時期もありましたが苦ではなかったですし、充実していたと思います。子どもが生まれてからは、40年近く社会人人生がある中で、子どもが本当に子どもらしくいる時間の短さを考えると、家族との時間を優先する時期があってもいいのかな、と考えるようになりました。今でも、子どもの体調不良などで突然仕事を休まなければならない、という状態になったとき、「本当は仕事に行きたいのに…」という気持ちになることはあります。でも、ここで「時短勤務をしている」ということが自分の気持ちに折り合いをつける良いトリガーになってくれているように感じます。先ほども割り切り、という言葉を使いましたが、「両立するために時短を取ったんだ」「今は家庭優先の時期なんだ」と思いだすことで、うまく折り合いを付けていますね。
T.H広報:20代は自分のキャリアに向き合えた時代でした。今の自分の環境からどうステップアップしたいかを考えて行動することが出来たと思います。工学院大学に転職したばかりの時も、早く慣れようという気持ちで飲み会も積極的に参加していました(笑) 今は、家にいるとき、仕事の時で頭のスイッチを切り替えながら生活しているので、だいぶ価値観は変わったと思います。
Y.Y就職:以前の部署の上司が繁忙期のときに「家族の健康と自分の健康あっての仕事だよ」と声をかけてくれていたのですが、第一子ができてから、ふとこの言葉を思い出すようになりました。自分の仕事だけではなくて、家族の健康も含めて管理していかなければならないんだな、と気づきました。双子が生まれてからは、よりこの子たちを無事に大きく育てていくという責任もひしひしと感じています。だからこそ、男性も時短勤務を活用して働くという選択肢が増えてもいいのでは、と思えるようになりましたし、そういう選択肢に気づいたからこそ、次の世代にも発信していきたいな、とは思いますね。
A.H人事:女性のお二人はどうでしょうか。
A.M情シス:私は、あまり自分のキャリアに対する捉え方は変わっていないと思います。絶対人手が足りない忙しい時期のなかでも、部署の人たちは「休んでいる人には連絡しないからね」というスタンスでいてくれたので、有難かったな、と思います。実際に育休中に連絡が来ることはありませんでしたね。
T.N学事:私は入職して11年ほど勤務した後に、妊娠・出産を経験しました。育休前は、入学広報課、就職キャリア支援課といった出張や休日イベントも多い部署に所属していました。大学職員としてのキャリアを明確に思い描いていたわけではなく、日々目の前のことを一生懸命取り組む、というスタンスで働いていたので、妊娠・出産による不安は特には感じていませんでした。仕事は一旦お休みして、子どもと過ごす時間を楽しみたいな、という気持ちでした。
大学職員を目指す方へメッセージ
A.H人事:皆さんありがとうございます。採用noteということもありますので、本学の魅力もアピールしたいなと思いまして(笑)、子育てという目線で、本学が働きやすいなと感じるポイントはありますか?
T.H広報:家庭の都合での勤務シフト調整や休暇取得に寛容な職場環境だと思います。定時が17時なので、急げば保育園のお迎え時間に間に合います。コロナ禍の際にテレワークの制度が導入されたので、例えばインフルエンザに罹った子どもが元気になったけどまだ出席停止で登校できない時に活用できるのは助かっています。周囲の皆さんの理解もありますし、本学はワークライフバランスが整っている環境だと思いますね。
A.M情シス:復職を機に、突発的に休んだり抜けたりすることが増えるということを考慮していただき、「一人で進められる仕事」を意識的に振ってくださっているので、上司にとても感謝しています。また、自分が出席する会議には必ず部署の誰かも出席する、多重化の体制も整えていただいています。
Y.Y就職:上司二人が「家族ファーストでいいよ」という考え方なので、子どもの行事ごとも急なお休みも心理的に取りやすいので有難いです。また、私の部署は2人ペアで進める仕事が多いのですが、今の私のペアが同じく時短を取得している職員で、事情がお互いよくわかり合えているので、いい意味で遠慮なくお願いしたりされたりできるよきバディがいることも心強いです。また、テレワーク制度があることで、昼休みを活用してこまごました家事を夕方前に片づけられる点も有難いですね。この小さな積み重ねが仕事との両立に繋がると強く実感しています。また質問に対して直球回答ではありませんが、学園祭等で家族を連れて父親の職場を見せられるのが良い点だと思います
T.N学事:働きやすい点でいうと皆さんもおっしゃる通りテレワークですね。子どもの体調が悪いときなど、午前中は法定の子の看護休暇を使って病院受診、午後は家でテレワークをするなど、フレキシブルに活用させていただいています。
A.H人事:では、最後に就活生や本学の若手職員に、人生の先輩として一言お願いします!
A.M情シス:今日の座談会を通して改めて思いましたが、工学院大学ってすごくはたらきやすくていい職場だなと思います。なので、もっとそういう面をアピールするべきだなと思いますし、このnoteが魅力を伝える一翼を担えたら嬉しいですね。皆さんと業務でご一緒できる機会を楽しみにしております。
T.H広報:20代は自分のキャリアに全力で向きあう時間がとれる時期だと思います。入職後に大学職員向け履修証明プログラムを受講する機会もありましたが、このような自己研鑽は出来るうちにやっておけると良いと思います。子育てをしながら働くことは大変なこともありますが、子どもと関わる時間は自分にとっては仕事へのモチベーションにもなります。育児だけでなく、さまざまなライフステージとの両立について理解がある職場環境だと思います。困ったときはお互い様の精神でフォローしながら、良い職場環境を一緒に作っていきましょう。
Y.Y就職:今でこそ国の方針で「男性の育休取得」は機運が高まっていますが、本学では7~8年前から1年以上の長期男性育休の取得実績があり、性別問わず柔軟性の高く恵まれた勤務環境にあると思います。もし育休や時短勤務の活用を検討している方で、もっとリアルな声を聞きたいなどあればお気軽にお声がけください。
T.N学事:大学には多様な部署があり、ずっと同じ部署で専門性を高めスペシャリストを目指すというよりは、いろいろな部署を経験してゼネラリストとして活躍することが求められる側面が一部の専門性の高い業務を除いてあると思います。私も子どもを持つ前は、入学広報課、就職キャリア支援課と出張やイベントが多い部署にいましたが、育休から復帰と同時に学事課へ異動となり仕事の内容や働き方もガラッと変わりました。学事課はデスクワークがほとんどですし、同じく子育て中だったり子育てを終えた女性職員が多く、子育てをする職員への理解がとてもあると感じています。子育てに限らず、自身のライフステージの変化に応じて、希望の働き方に近い部署や勤務キャンパスの異動希望を出すこともできますし、長く働いていける職場だと思います。
工学院大学新卒採用noteでは、活躍する職員のリアルな姿をお届けしていきます。新たに職員採用情報サイトを制作しました。職員の1日や諸条件、数字でみる本学の状況などのコンテンツを用意しています。ぜひチェックしてください。