在学中に論文投稿10本の目標を達成!再現性を持たせた自己PR #就職活動体験記
株式会社NTTデータグループのシステムエンジニアとして就職予定の熊倉さん。研究活動での受賞や、委員会活動でのリーダー経験を活かし、就職活動を行ったそうです。志望理由や、就職活動の体験談を伺いました。
Q1. 内定先企業を志望した理由は?
ITの力で多くの人の助けになれる企業に行きたいと考えていました。学部生時の委員会活動やボランティア活動では多くても100人ほどの人たちにしか影響を与えられませんでした。だからこそ企業に就職するメリットの一つに、少人数では力が及ばない規模の人たちに対してアプローチできることがあると思いました。そこで、国内最大手のSIerであるNTTデータで社会基盤を支えることは、たくさんの人たちが豊かな暮らしを送ることに繋がり、自分はその一助になりたいと考え志望しました。
Q2.在学時に力を入れたことは?
委員会活動で代表を務めたことです。学科連合委員会という学内生向けのスポーツ大会やビンゴ大会を運営する団体で企画局長という役職を務め、企画の運営・実行のリーダーシップを取っていました。また研究活動では学生期間中に10本の論文投稿という目標を掲げて力を入れていました。論文誌1本・国際会議に7本・研究会に2本の論文投稿を達成し、研究会ではそれぞれ学生奨励賞と学生プレゼンテーション賞を受賞することも出来ました。
Q3.大学院へ進学した理由を教えてください。
学部3年生時の就職活動で力不足を実感したからです。行きたいと思った企業に採用してもらえなかったこと、このまま就職しても自分の武器が無いことに不安を覚えました。そこで、時間をかけてしっかり就職活動の準備をすることと、研究活動を通じて専門性を高めるために大学院へ進学しました。
Q4. 就職活動はいつから始めましたか?
本格的に始めたのは大学院1年生の4月からですが、学部4年生の4月頃から就職活動を意識していました。大学院生になって就活が始まる前に、TOEICや研究活動に対して就活でネタに出来るレベルまで打ち込んでおくことを意識していました。理由としては上記までと同様に、3年生の時の就活で失敗していたので綿密な準備の下2回目の就活をスタートさせたかったからです。
Q5. ここが効いた!私のエントリーシート
「再現性」を持たせることです。学部生時代から積極的に色々な活動をしていたので、委員会活動でのリーダー経験やボランティア活動で賞状をいただいたこと、研究活動で賞を頂いたことなどガクチカはたくさんありました。しかしただ話すのではなく、「自分の〇〇の経験は仕事の▢▢な部分で△△という風に活かされます」と、入社後に自分がどうやって活躍するかの再現性を明確に伝えることを意識していました。
Q6. 面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。
就活サイト等で想定質問を全てリストアップし、自分の中で完璧な回答を書き出しました。次にその内容を暗記してスラスラ言えるまで、テレビのアナウンサーを意識して練習しましたが、面接中は台本内容を思い出そうとせずに、自然な会話の様な受け答えを意識しました。やはり会話なので、伝える内容よりも伝え方の方が大事です。練習の甲斐もあり、面接はどちらかというと得意でした。これから就職活動の方はたくさん準備して、練習しましょう。
Q7. 就職活動で意識したことは?
就職活動は相対評価だと考えていました。大学受験や資格勉強みたいに何点以上だったら合格という基準点があるものではなく、「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらえるかどうかが大事だと思います。なので他の就活生と比較したときにどうやったら自分のことを選んでもらえるかな、という意識が大事だと思います。
Q8. 就職活動での必須アイテムはありますか?
「確実内定」という就職活動の本を繰り返し読んでいました。就職活動の難しい点は大学3年生や大学院1年生になった瞬間にいきなりインターン等が始まる点があると思います。なので何でもいいので、スタートダッシュで出遅れないために就職活動の一連の流れが分かる本を1冊読み込んでおくのがいいと思います。
Q9. 後輩たちへメッセージをお願いします!
「当たり前なことを誰よりも頑張る」が自分の信条です。特別なことは出来る人がやればいいと思います。でも自分で決めたことを途中で投げ出さない、毎日コツコツ勉強する、分からないことはちゃんと相談する、周囲の人に感謝する等、誰にでも出来ることを大切にすることが一番大事だと思います。就職活動も同じです。たまには休んでもいいです、でも毎日コツコツが最強です。人生に1回の就職活動が皆さんにとって実り多いものになることを祈っています!!
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