大学院で国際学会を目指す 研究も課外活動も自分次第で楽しく #先輩メッセージ
春から大学生になるみなさんは、新生活に期待や不安、悩みを抱えて、日々を過ごしているのではないでしょうか。
この企画では、Q&A形式で在学生の先輩たちから新入生のみなさんへメッセージを送ります!
Q. 入学が決まってから新学期まで、どのように過ごしましたか?
工学院大学の合格が決まったあとも国公立の後期日程まで受験していました。すべての受験が終わり、工学院大学への入学が決まったので、通学方法や定期の購入方法を調べたり、毎日私服になるので洋服を買い足したりなど、入学へ向けて準備していました。また、受験期ほどではないですが、苦手だった物理の復習や英語の勉強も行っていました。
Q. 工学院大学に入学を決めた理由は?
化学分野に進学しようと決めたときに、環境、生命、無機、食品、有機化合物合成などさまざまな化学分野があることを知り、応用化学科だと広い範囲を学べそうだと考え、応用化学科を志望しました。また、教師志望ではありませんが、教育学部ではない学部で教員免許が取得したかったこと、実験設備が綺麗なところに惹かれて入学しました。
Q. 工学院大学に入学してよかったことは?
大学の授業は高校の授業より自分で考える科目が多いのですが、一つ一つの授業で詳しく分かりやすく先生たちが教えてくださり、個別に質問もしやすい点が良かったです。授業を担当する先生と時間が合わないときは、学習支援センターでも質問できるため、授業に遅れを取らずに学習することができました。また、グループワークの授業も多かったのですが、図書室のグループ学習室や1号館・15号館のラウンジなど大人数でも取り組める環境があったため課題がやりやすかったです。
実験室がパンフレットそのままなくらいとても綺麗で、学校内に浄水設備があり、環境にも配慮している点も良いなと思いました。
Q. 研究室ならではの学びについて教えてください。
固体表面および無機固体材料そのもののナノ・マイクロスケールの構造を、無機化学、電気化学、表面化学、固体化学の観点から制御・解析しています。研究を通して、より高度な機能性材料を創製するための基礎と応用技術の確立を目指しています。授業内の実験では使うことがなかった電界放射型走査型電子顕微鏡(FE-SEM)、グロー放電発光分析装置(GD-OES)などを使ってサンプルを解析しています。
学内で発表するだけでなく学会にも参加して発表を重ねることで、プレゼンテーションスキルが向上したり、自分の研究分野の理解がさらに深まったりします。
Q. 課外活動について教えてください。
私が所属していたScience Create Projectは、科学に関する様々な実験や工作、演示などの教材開発を通し、対象者である子どもたちに、より理科に興味を持ってもらうことを目的として科学教室の運営など日々活動しています。私は代表を努めていたこともあり、イベントの準備から当日の運営までリーダーシップを執り、企業や地域の方々との打ち合わせに臨むなど、社会経験を積む事ができました。
学生プロジェクトでは大学の協力のもと、理工学に関する創造活動を行っています。みつばちプロジェクトと共同で企画・開発した入浴料「KUTE Honey In The Bath」や 「KUTE Honey ハンドクリーム」の開発、銭湯を貸し切って行った「一夜限りの遊べる銭湯!おふろあそび2.0」など、大学の支援を受けながらたくさんのワクワクする経験を積むことができました。
Q. 工学院大学のおすすめスポットはどこですか?
学部生の頃は空きコマや放課後に八王子キャンパス2号館にある図書館で課題に取り組んでました。好きな場所は窓際の個室です。専門書が揃う図書館は実験の予習で使う資料探しにも役立っています。
Q. 大学生活のマストアイテムについて教えてください。
パソコンです。実験のレポート作成、実験結果の解析、研究成果の進捗報告のため、PowerPointを作成する際に使っています。オンライン授業が増えてから授業でも使うようになりました。
Q. これから大学で頑張りたいことや将来の目標は?
大学院を卒業するまでに学部4年から修士1年の実験データを英語論文にして投稿することと、国内だけでなく国際学会にも参加して様々な人に自分の研究を発表するのが目標です。大学院卒業後は自分の研究分野に近い職種に就きたいと考えてます。
Q. 新1年生へアドバイスをお願いします!
合格おめでとうございます。次年度から一緒に学べることを嬉しく思います。大学の授業内容は高校までの基礎があってこそ理解できるので、高校で使っていた教科書をもとに復習しておくことをお勧めします。
もし、可能であれば自分が通学するキャンパスまで、朝の授業時間に間に合うように来てみてください。交通機関がどのくらい混んでいるか、キャンパスの周りはどんなものがあるかなど事前に見ておくと、新しい生活に対しての緊張感が薄れるかもしれません。
入学後に難しい問題に直面した際は、友人と学習したり学習支援センターを利用してみてください。そんなに気負いせずに楽しく学んでほしいです。
大学のHP、Instagram、Twitter、YouTube、SHAiRなど様々な情報ツールで課外活動のことも調べてみて、興味のある団体を見つけることも大学生活を充実させる手段の1つ。自らの行動でいくらでも大学生活を充実させることができるので、これから工学院大学生としてエンジョイしてください!
Q. 進学先を検討中の人に、メッセージをお願いします!
第一志望ではない、家から通えない、自分の学びたい分野と少し異なりそうなど迷う理由はいろいろあるでしょう。学部から大学院も工学院大学に通ってる私が言うのは何ですが、ここが人生の最終地点ではないので、大学入学後でも就職や大学院進学の際にも路線変更はできると捉えています。
可能な限り満足のいく進路を選択できるように、選ぶ基準や優先度を考えて自分で責任をもって判断をすることをお勧めします。その結果、工学院大学を選んでいただければとてもうれしいです。
先輩一同、4月にお会いできるのを楽しみにしています
これから始まる大学生活をより一層素敵なものにしていきましょう!
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