小伊津町の魅力を発信する海辺カフェを考えよう! Day1
海辺の斜面に階段状の家屋が連なり、独特の街並みが広がる島根県出雲市小伊津町。人口約400人の漁師町で、沖で獲れるアマダイが名産品です。
建築デザイン学科冨永祥子教授の研究室ではこの集落を伝統を受け継ぎながらも近代技術を取り入れ進化していく小伊津集落を「地方集落の理想形」の一つとして捉え、2018年から集落の調査を行いました。
その際のご縁がきっかけで2022年7月31日と8月1日の2日間、地元島根県立平田高等学校の地域協働学習プログラムとして、小伊津町に実在する漁師小屋を活かした海辺カフェを高校生と大学院生が提案するワークショップを実施。平田高等学校の1・2年生24名、冨永研究室の大学院生13名が地域住民の方々と共に、小伊津町の魅力を再発見し、地域の未来を一緒に考えました。今回はその時の様子をお伝えします。
フィールドワーク開始!
小伊津町の自治会館で高校生と大学院生が対面、ワークショップの概要説明の後、6グループに分かれてまち歩きを開始します。地元住民の方も各グループについていただき、集落の特長や暮らしの様子など説明を受けながら高低差のある町内を歩いていきます。漁港前にある高低差のある土地に住宅が密集しており、隣の住宅との距離も近いのが小伊津集落の特長。地元の方のご協力もあり、お宅訪問もさせていただきました。
まち歩きして調べた内容をまとめよう!
午後までまち歩きをして、メモした内容をシートにまとめていきます。平田高等学校に場所を移して、各グループで気づいたことを共有して、海辺カフェの企画案を考えます。集落を見学して小伊津町にあったほうがよいものは何か、この集落の魅力や課題などを活発に議論し、気づいたことを付箋に書いてマップに貼っていきます。その後はグループで発表を行いました。
2日目はいよいよ海辺カフェの模型製作!
1日目は小伊津町のまち歩きを中心に行いました。2日目は海辺カフェの企画を固めていき、実際に模型を制作して発表します。高校生が制作した模型の紹介はDay2でお伝えします。