教員の研究力を産業界にアピールできる、やりがいのある仕事です #職員紹介
工学院大学で働く先輩職員にインタビュー!
若手職員からベテランまで、活躍している先輩職員を紹介します。
今回は、総合企画部 研究推進課で働くH.M.さんに、“工学院大学の魅力”についてお聞きしました。
今担当している業務について教えてください!
研究成果の社会との橋渡しのための支援、高度な研究を通した学生教育への展開、主にこの2つに関わる業務を担っています。具体的には、研究室を廻り、研究者のシーズ(独自の素材・技術力)を把握します。その後、展示会やHP等で研究シーズを戦略的に展開し、産業界と共同研究等に向けた研究契約締結に向けた折衝を行い、契約書の作成を経て連携を図ります。また連携により生まれた新たな研究成果の特許化申請支援、技術移転の支援などの業務も担っています。
大学は教育機関でもあるので、高度な研究の展開から社会実装までの流れの中で学生教育にどう展開していくか、といった産学連携教育の推進に向けた企画・立案業務も担っています。
これが工学院大学の魅力だ!ということについて教えてください。
工学院大学は、産業の中核を担う技術者を養成するために設立された「工手学校」を前身とする130年以上の歴史ある大学です。
現在われわれの社会は、エネルギー問題や感染症といった世界規模の問題から、日本のものづくり産業が抱えるカーボンニュートラル、DX化、国際競争力の低下まで様々な課題に直面しています。本学は、こういった社会問題を科学技術によって解決する研究者・エンジニアを育成するという役割を「工手学校」の時代から担い続けており、その大学の一員として業務に従事できること、そして社会に貢献できることに魅力を感じています。
1日のスケジュールを教えてください!
就職活動中の学生にメッセージをお願いします!
視野を狭めず、様々な業界や職種を見て、その過程で、自分が大事にする価値観を自問自答を繰り返しながら明らかにすることが重要だと思います。
その中でも大学業界を志望される皆様へ。
大学業界は斜陽産業の一つであることは偽りのない事実かと思います。ただ、予測不可能な社会だからこそ、知と人材の集積拠点として高等教育機関の果たす役割は重大だと感じています。数ある大学の中で大学の知名度等、目先の情報だけに捉われるのではなく、自身の価値観に照らしながら、大学の歴史、社会的な情勢と大学のビジョン、そこで働く教職員の雰囲気等を総合的に判断して、皆さんが輝けるステージに立てることを応援しています。