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課外活動や研究室での施工体験から将来の目標が明確に #先輩メッセージ

春から大学生になるみなさんは、新生活に期待や不安、悩みを抱えて、日々を過ごしているのではないでしょうか。この企画では、Q&A形式で在学生の先輩たちから新入生のみなさんへメッセージを送ります!

中村 文彦さん
建築学専攻・修士2年/大内田研究室(保存・再生デザイン分野)(指導教員:建築学部建築デザイン学科 大内田 史郎 教授)/WA-K.proK×Kプロジェクト)/指定校制推薦入試/千葉県立松戸六実高等学校出身

プロフィールは2024年1月現在

Q. 入学が決まってから新学期まで、どのように過ごしましたか?

入学前の課題であるオンライン教育や、好きな建物を紹介するという学部の課題を取り組みながら過ごしたり、友人と遊びに行ったり、部活動のメンバーと卒業旅行へ行ったりと最後の高校生活を存分に楽しんでいました。入学と同時に一人暮らしを始めたので、新生活へ向けて引っ越しの準備もしていました。

Q. 工学院大学に入学を決めた理由は?

中学3年生の時に自宅の改修工事があり、その時初めて自宅の図面を見て、図面を描きたいと思うようになりました。そういったことを学ぶことができるのは建築関係の学部だと思い、建築学部のある学校を志望していました。工学院大学の建築学部は、1年次から学科に分かれることなく、入学後に自分の興味のある建築分野を探すことができます。高校生の時にはまだ図面を描きたいという漠然とした思いがあるだけで、建築の何を勉強したいかということが具体的には決まっていなかったため、大学で幅広く「建築」を学びながら興味のある分野を見つけていけるというところに魅力を感じ、入学を決めました。

Q. 建築学部ならではの授業や課外活動について、教えてください。

私は学部生の時にWA-K.proという学生プロジェクトに所属していました。その中でWA-K.proから派生したK×Kプロジェクトという、八王子キャンパス内に点在する老朽化した倉庫を学生たちが設計し、10年かけて多摩産の木材を使用した木造建築に建て替えることを目標に活動するプロジェクトに参加し、私は八王子キャンパスの体育館横にある倉庫と附属中学校・高等学校体育用具倉庫の建て替えに携わりました。設計案の考案や模型を作成したり、倉庫に塗る土壁の土を練り返す作業などを行いました。この施工体験は普段の授業では体験できない、木造建築の建設過程を学ぶ大変貴重な経験となりました。

附属中学校・高等学校体育用具倉庫

また、藤森照信先生が設計した茶室「五庵」の制作において、私が所属している大内田研究室が協力し、天井材の漆喰塗り、天井に使用した炭の加工や張り付け作業、外装材の焼杉の加工・取り付けなど実物の建造物の施工体験をしました。学生のうちに1/1スケールの建物の制作に携わることができ、意匠に限らず、材料や工法など幅広い分野の視点を持ちながら建築を考える貴重な機会となりました。

藤森先生と大内田研究室のメンバーと
外装材の焼杉の加工・取り付けの様子

Q. これから大学で頑張りたいことや将来の目標は?

卒業後は鉄道会社に建築職として就職します。入社後は地域住民等も参画できる駅づくりをしたいと考えています。研究室で茶室制作を手伝った際に、建築を学んでいない人や子どもたち、建築学生でさえも建物の施工に携わる機会が少ないと実感しました。そこで、地域のシンボル的存在である「駅」という建物を通して、地域も参画できる駅づくりを行い、子供の頃から建築に触れる機会を増やし、多くの方にもっと建築に興味を持ってもらいたいと思っています。

Q. 工学院大学のおすすめスポットはどこですか?

八王子キャンパスの3号館です。1,2年生の設計の授業で使用され、授業外では設計課題の作業を進めることが出来ます。作業している人が少ない時には机を複数個使って広々と作業できますし、作業で疲れたら窓から見える山々の景色を見てリフレッシュすることもできます。

八王子キャンパス3号館3階 製図室

Q. 進学先を検討中の人に、メッセージをお願いします!

工学院大学は自然豊かな八王子キャンパスと都会の新宿キャンパスの両方を味わうことができます。また、先生方は個性豊かで、研究室も多くあるため自分のやりたいこと・興味のあることを研究することができます。立地面・研究室(研究内容)・カリキュラム・学生生活・就職先・大学の雰囲気など、他大学とも比較しながら検討して、自分のやりたいこと・興味のあることを実現できる大学をぜひ見つけてください!

先輩一同、4月にお会いできるのを楽しみにしています

これから始まる大学生活をより一層素敵なものにしていきましょう!
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