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科学をもっと身近に!「シン・科学教室」の魅力に迫る

こんにちは、工学院大学新聞会です。工学院大学唯一の学生メディアとして大学のキャンパスライフをお届けしています!

いよいよ「シン・科学教室」が始まります!

✏この記事のライター
工学院大学新聞会 kiru
情報学部情報通信工学科1年 /  特技:けん玉、球技  / 趣味:読書 / 苦手なこと:ドリンクバーで元を取る / 大学生活での楽しみ:友達と遊びに行くこと

工学院大学新宿キャンパスで「シン・科学教室」が開催されました。今回はその様子をご紹介します!

シン・科学教室とは?

受付の様子

シン・科学教室は新宿キャンパスにて、8月25日(金)と26日(土)の2日間にわたり開催されました。このイベントは親子で楽しむことを目的とした体験型の科学イベントで、小学生と保護者を対象とした多彩なステージ企画も行われました。科学を身近に楽しめる内容となっており、科学に対する興味と理解を深める機会を提供していました。なんと約4年ぶりに開催されたそうです!


開場時間になると、案内をしている大学生と親子連れが見られました。
一部のプログラムや実験ブースは整理券が必要なものも。

今回は3つのプログラムについて詳しく取材しました!

1つ目 赤外線電子ペンをつくってみよう

一生懸命作っています!

このプログラムでは電子ペンを作ることができます。紫外線LEDを赤外線LEDに取りかえた電子ペンをつくり、ゲーム機のリモコンを使うことで電子落書きが可能になるそうです。前田教授に詳しい説明などお話を伺いました。

前田 幹夫教授

電子回路・光応用研究室 前田 幹夫教授(電気電子工学科)
電子回路を使って様々な情報を上手に集めて新しい機能を生み出し、光システムに応用することを目指して研究を進めています。

ー電子ペンの構造について簡単に教えてください

もともとはお絵かき用のペン(ブラックライトペン)を使っています。お絵かき用のペンの先についている紫外線LEDを、赤外線LEDに取り替え、ペン先から赤外線がでるように改造しています。赤外線は、主にリモコンなどに使われている目に見えない光のことです。リモコンの先端部のセンサーで、赤外線の光を感知することによってお絵かき用のペンでも電子ペンが作れます。

ーこのイベントを通して伝えたいことは何ですか?
物を作る楽しさを味わってもらいたいです。

ー子どもたちの様子はどうでしたか?

とっても楽しそうに作っていました。子どもたちが完成したペンを報告してくれるのを大変嬉しく思います。

2つ目 カラーアロマキャンドルを作ろう

好きな形、色、香りを選んで作ることができます!


このプログラムではものの燃焼や酸化について学びながら、自分だけのカラーアロマキャンドルが作ることができます。
作品は持ち帰りが可能です。


大学生スタッフと一緒に真剣に作っています!

子どもたちは自分自身のアロマキャンドルをデザインし、様々な香りや色を組み合わせ、自分だけの個性的なキャンドルを完成させていました。科学とアートの融合に私も興味をそそられました。このプログラムを担当している桑折准教授にお話を伺いました。

桑折 仁准教授

機能材料工学研究室 桑折 仁准教授(環境化学科)
温泉や工場廃熱などの身の回りで捨てられている未利用の熱を活用しエネルギーの問題の解決につながる効率のいい発電システムを研究しています。

ーこのイベントを通して伝えたいことは何ですか?

科学の面白さを知って一緒に楽しんでほしいです。

ーイベントの感想を教えてください

4年ぶりに対面でのイベントが開催されて嬉しく思います。子どもたちはもちろん、学生スタッフの方も一緒に成長する過程が見られ、大変意義のあるイベントだと考えています。多くの学生が参加してくれたことを大変嬉しく思います。


3つ目 コンクリくん~にっこり写真~

多くの方で賑わっています!

このプログラムはコンクリくんを自分で練って、輝きアイテムを飾ることで写真立てが作れます。

キラキラアイテム選びに夢中です!

ここでコンクリくんの作り方を説明します!

【コンクリくんの作り方】
① キラキラアイテムを10個選びます。
② セメント、砂、水を混ぜます。
③ コンクリくんにピンを立てます。
④ 約5分ほどでコンクリくんが固まります。
⑤ 最後は好きな写真や、メッセージをつけて、お家で飾ってみてください!

コンクリくん作りを楽しんでいた子どもたちに感想を聞いてみました。

いいキラキラアイテムが選べたかな?

ー今回コンクリくん作りに参加してみてどうでしたか?

キラキラを選ぶのが楽しかったです。またやってほしいです。


コンクリートは世の中の全ての場所をがっちり支えています。子どもたちはコンクリくんを勉強しながら思い出になるものを作ることができて、とても良い機会だと感じました。特にキラキラを一生懸命選んでいる姿が印象的でした。

会場を魅了!ステージプログラム


1階アトリウムの特設ステージでは工学院大学の先生たちによる「サイエンス・トーク」やアカペラサークル-Σ-とバンド演奏によるミニライブなどが行われました。
最後にアカペラサークルの代表・高根美優さんにお話を伺いました。

アカペラサークル代表・高根美優さん(写真右)

ー今回の感想を教えてください

初めてプロのバンドとコラボさせていただいて緊張したのですが、子どもたちも盛り上がってくれていいステージになりました。ありがとうございました。

ー今回シン・科学教室に参加してみて

子どもたちは科学の楽しさを実験やものづくりを通して体験し、これは子供たちにとっていい機会になっていると感じました。幼いころの好奇心を生かし将来の学びにも繋げてほしいです。機会がありましたらぜひ参加してみてください。

2日間で約1,600名の方にご参加いただきました。
ご来場いただきありがとうございました!

✏学生ライター 編集後記
今回取材を通じて科学に触れる機会の重要性を再認識しました。また、日常のアイテムから多彩なものを作れることにも驚きました。子供たちが楽しみながら学ぶことができる機会は非常に大切だと思いました。私も電子ペンの構造を学び、非常に有益な経験になりました。このような機会は多くの人の可能性を広げてくれます。今後もさまざまな場所で科学イベントを開催してほしいと思います。


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