6月16日は学生総会!自治会について知ろう
こんにちは、工学院大学新聞会です。工学院大学唯一の学生メディアとして工学院大学のキャンパスライフをお届けしています。
入学してから一度は「自治会」という言葉を、聞いたことがありますよね。なんとなく知っているけど、よくわからない……そんな人も多いのでは?実は、この言葉は工学院大学では大きく分けて2つの意味で使われており、今回の記事ではその一つ一つを解説します。
入学したら学生全員が所属する学生自治会
実は、学生全員が入学と同時に「工学院大学学生自治会」に自動的に入会することになっているのをご存じですか?つまり、工学院大学の学生は誰でも学生自治会の一員ということです!
学生自治会は、「自分たちの大学をもっとよくしたい」という学生一人ひとりの想いを現実のカタチにするべく、1949年(昭和24年)の新制工学院大学開学時より学生が自発的に結成している自治組織です。
6月16日は学生総会!
この学生自治会の最高決議機関である学生総会が、6月16日に開催されます。学生総会という名の通り、学生全員に参加資格のある会議です。
学生総会は、毎年6月に新宿・八王子の両キャンパスにて同時開催されます。学生生活を彩る学園祭、部活、委員会の活動費はその多くが自治会費から支出されており、予算の分配が適切であるかを出席者全員で判断します。他にも、学生自治会の基本的な事項の承認、会則の改廃などが行われます。また、一般学生からの疑問・要望について議論する場でもあります。
みなさんは、学生自治会の一員であることを自覚して、学生総会に積極的に参加しましょう!
学生総会は、全学生と運営を行う自治委員会、会計監査委員会で構成されており、さらに自治委員会は7つの執行機関で成り立っています。
次に、自治委員会の執行機関の一つである、「常任委員会」についてご紹介します。
私たちが「自治会」と呼んでいるのは、常任委員会のこと
学内で「あの人は自治会に入っている」「自治会がイベントをしている」など、「自治会」という言葉をよく耳にしますね。実は、これは最初に説明した学生自治会ではなく、執行機関の一つである「学生自治会常任委員会」の通称として使われていることが多いです。
常任委員会では、主にサークルの管理や大学との連絡役など大学全体の調整を行っています。
さらに、学生生活の広報として「SHAiR」という工学院大学学生団体ポータルサイトの運営を行っています。このサイトでは、学生団体の情報やブログの更新、学生の意見を取りまとめるため、意見箱を一年間設置しています。大学に対する意見や質問がありましたら、ぜひお気軽に投稿してみてください。
常任委員会はいろいろな活動を行っていますが、簡潔に言うと「学生と大学のかけ橋として、教職員と協力し学生生活を応援する団体」です!高校の生徒会と役割が似ていますね。
活躍の場を広げる常任委員会
常任委員会では、学生生活の充実や社会貢献を目的に様々な活動を行っています。その中から最近行った2つの活動をご紹介します。
防災を楽しく学ぼう! 防災ポーチ体験会
昨年秋、大学で実施された防災訓練の際に、常任委員会では「防災を楽しく学ぼう!防災ポーチ体験会」という企画を行いました。
防災ポーチとは、被災時に役立つグッズが揃ったポーチ。ライフラインが止まってしまったときに役立つ歯磨きシートや携帯トイレはもちろん、プレスタオルや防寒アルミシートなど、避難所で快適に過ごすためのアイテムが10品以上詰まっています。
体験型企画は参加者が自分たちの手でポーチに詰める作業を行うことで、いざというときの自助・共助のために必要な備えを見直す機会になっています。
この企画について、工学部電気電子工学科3年 菅村 晴矢(すがむら はるや)さんにお話を伺いました!
Q. 企画した経緯を教えてください。
菅村さん:
日本では多くの自然災害が発生しています。近い将来に、首都直下型地震や南海トラフ地震が発生すると予測されている中、日常的に災害から身を守る行動を身につけておく必要があります。災害に対して考えてない方が多くいる印象を持ちますが、新型コロナウイルスが流行し、対面で開催される防災訓練の規模が縮小されていたことから、より一層意識が薄れていると感じました。コロナウイルス感染者数の減少とともに、対面での活動が徐々に可能となった今、防災訓練の日にこのようなイベントを開催することで、参加者に災害から自分の身を守る準備を整えてほしいと思いました。
Q. 企画の魅力や工夫したことを教えてください。
菅村さん:
この企画の大きな魅力は、参加者自らが体験しながら防災を学べることです。楽しく防災について学べる工夫として、防災に関する三択クイズや、ポリ袋を使用したレインコートの作成ができるコンテンツを用意しました。友人と会話しつつ、遊び感覚で楽しく防災について学び、災害へ備えるきっかけとなればと考えています。
学内献血イベント
常任委員会では日本赤十字社と協力し、八王子キャンパスと新宿キャンパスで献血活動を行っています。
昨年秋に実施した八王子キャンパスでの献血会について、情報学部情報デザイン学科2年、喜多叶奈子(きたかなこ)さんにお話を伺いました!
Q. 学内で献血を実施している理由を教えてください。
喜多さん:
学内で献血できる場を設けることで、「ふらっと立ち寄ることができる場所」にしたいと考えています。普段、ショッピングセンターなどで献血ルームと献血バスを見かけますが、興味を持っているにもかかわらず、抵抗がある方も多いのではないでしょうか。そのため、普段から通学で慣れている大学で献血を行うことで、気軽に立ち寄れる場所にしたいと考えています。
Q. 今後はどんな活動をしていきたいですか。
喜多さん:
活動を通して、献血に対して恐怖心を抱いていた方が多くいることを知りました。今年度も多くの方に訪れていただくために、instagramなど広報活動にも力を入れていきます。少しでも献血に対するハードルが低くなるような工夫をしていきたいと思います!
次回は 6 月 29 日、30 日に八王子キャンパスで、7 月 4 日に新宿キャンパスで献血の実施 を予定しています。
「学生自治会」「学生自治会常任委員会」それぞれが工学院大学の学生生活を充実させるために、大切な役割を担っているのですね。
6月16日の学生総会で、みなさんにお会いできることを楽しみにしています!