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リベンジなるか!?歩け歩け大会二度目の挑戦

こんにちは、工学院大学新聞会です。工学院大学唯一の学生メディアとして工学院大学のキャンパスライフをお送りしています。

✏この記事のライター
工学院大学新聞会 タオタオ
情報学部コンピュータ科学科3年 / 特技:無課金でSSRキャラを引き当てること(めっちゃ運良いです!) / 趣味:スマブラ / 苦手なこと:計画を立てること / 大学生活の楽しみ:弁当販売

工学院大学八王子キャンパスでは、毎年5月にプレ八王子祭が開催されます。このイベントは10月に行われる八王子祭の縮小版のようなもので、様々な学生団体が屋台を出したりステージイベントを行ったりします。(ちなみに授業は通常通り行われているため、日程が被ると参加できません)プレ八王子祭には、50年以上の歴史を持つ伝統企画「歩け歩け大会」があり、今年も新聞会が参加してきました。

今回歩け歩け大会に参加する筆者と後輩

―歩け歩け大会とは?

歩け歩け大会は「八王子キャンパスから新宿キャンパスまで、夜通し43km歩く」イベントです。簡単に言いますが、結構思い切ったことをやっています。歩くルートは事前に指定されており、12個のチェックポイントが設けられています。本来は4人以上のチームで歩かなければならないのですが今回は特別に2人で挑戦できることになりました。この場をお借りして改めて主催の学園祭実行委員会様へお礼申し上げます。

―受付~出発

5月18日の19:30に、八王子キャンパスの18号館いぶきホールで、「歩け歩け大会」の受付が始まりました。参加者は学生証、保険証のコピー、保険金(200円)を提出し、チェックポイント(以下CP)の地図とゼッケンを受け取りました。通常は赤色ですが、委員会からの参加者は黄色のゼッケンが配られるようです。また、必要な場合は荷物を預かってもらうこともできます。開会式まで少し時間があるので体力を温存しておくと良いでしょう。水や栄養食は少し多めに持ってきましたが正直1個ずつあればよかったなという印象です。(CPで度々飲み物やゼリーなどを貰えるため、かえって荷物が重くなりました笑)
 23時過ぎに、1N-028教室で開会式が始まり、大会のルール説明や班員同士の親睦を深めるためのゲームが行われました。

開会式のようす

新聞会は21班になりました。1番最後の班なので最後尾です。順当にいけば0:50には出発できるはずでしたが、トラブル発生。参加者が想定より多かったのでしょうか、出発時間が大幅に遅れてしまいました。
色々ありつつも他のチームがどんどん出発していき、最後には新聞会チームが残りました。

先にスタートしていくチーム

そして遂にスタートの時が訪れ、準備体操をして1:45に八王子キャンパスを出発しました。

スタート直前の準備体操

―出発~CP1 夢美術館西 1:45~2:38 

最初は緩やかなスピードで進み、2:38頃CP1に到着しました。学校帰りに友達と八王子駅まで歩くことがあったのでなんだか馴染み深さがありました。実は、途中で一度道を間違えています。少し幸先の悪いスタートでしたが、このまま歩いていきます。

CP1に到着した新聞会チーム

―CP1~CP2 高倉町西交差点 2:43~3:30

おおむね標準のペースでCP2に到着しました。このまま次のCPに進むかと思いきや、いったん待機となりました。しばらく待機というのは今までの歩け歩け大会でも経験がありませんでしたが、休憩できるのはかなりありがたかったです。カロリーメイトも配布されました。

CP2にいらっしゃった学園祭実行委員会の方々

―CP2~CP3 バーミヤン日野万願寺店 4:00~4:57

30分休憩の末、CP2を出発。5:00になる数分前にCP3に到着しました。若干ペースが遅くなっていることに気づき、ここから少しペースを上げます。7:00までにCP5に到着できなければ失格になってしまうので尚更急がなければなりません。

CP4の地図をもらう新聞会チーム

―CP3~CP4 ファミリーマート府中甲州街道店 5:03~5:53

ペースアップの甲斐もあって通常60分のところ50分で到着。しかし、4時間歩いてようやく13km進んだところです。長い道のりを歩くことの過酷さを思い知らされます。脚の痛みが少しずつ生まれてきましたが、止まる気配はありません。
疲労も溜まってきましたが、CP5以降は基本的にチェックポイント間の距離が短めになるので精神的に少し楽になります。

背後の標識に注目。まだまだ道のりは長いです

―CP4~CP5 セブンイレブン府中緑町二丁目店 5:56~6:36

制限時間より20分以上余裕を持って到着。最初はどうなることやらと思いましたが、人間焦ると急にやる気になるものですね。思ったよりかなり速く歩けていることに自分も驚いております。

ペースアップした甲斐もあり時間内に到着しました

―CP5~CP6 味の素スタジアム 6:44~7:32

街並みが八王子とはすっかり変わり、道が広くなったり大きな建物が出てきたりと、長い道のりながらも少しずつゴールに近づいている感じがしました。7:32頃に味の素スタジアムに到着しましたが、CP直前で間違えて遠回りをしてしまいました。ずっと歩き続けている分、脚に響きます。

健康チェックを受ける新聞会チーム

―CP6~CP7 調布郵便局 7:32~8:15

流石に疲れてきたので一旦休憩を挟みます。クタクタに疲れた後のクリーム玄米ブランは格別に美味しいものですね。少しの英気を養い、いよいよ後半に入ってきました。緩やかでも坂道があると、平坦ではない分負荷がかかります。

お茶をもらう新聞会チーム

―CP7~CP8 仙川遊歩道ファミリーマート 8:18~8:56

ついに全体の2/3にまで到達しました。昨年はここでリタイアしてしまいましたが、まだまだ体力は残っています。ここまで無事に来られただけでも大きな進歩ですが、まだまだ先を進みます。

若干疲れが見えてきた筆者

―CP8~CP9 高井戸陸橋前 8:56~9:22

八王子からだいぶ進みましたが、不思議なことにCP3でペース(1時間で4.7km進むくらい)を上げて以降、殆どペースが落ちていないのです。自分で言うのもなんですが、体力を消耗しているはずなのに物凄い精神力です。
ちなみにCP9は少し距離が長く、体力的にちょっとした山場になっています。

CP9にいらっしゃった学園祭実行委員会の方々

―CP9~CP10 下高井戸甲州街道沿い 9:24~10:02

山場のCP9をこえれば、後はかなり平坦な道です。距離が短くなったのできついながらも逆にやる気が湧いてきました。歩くスピードは下がらないどころか、むしろ更に加速します。

かなり体力にきている筆者

―CP10~CP11 笹塚交差点 10:02~10:41

国道に入り、明治大学も見えてきたことが目的地に近づいていることを実感させます。この辺りまで来るともはや無心で歩いています。しんどいとか帰りたいとかは関係なく、ゴールまでただひたすら歩くことだけを考えていました。

最後のCPの地図をもらう新聞会チーム。ゴールはもうすぐです

―CP11~CP12 西新宿二丁目交差点 10:41~11:10

ついに最後のチェックイン。あとは新宿キャンパスまで歩けば完全ゴールです。

CP12にいらっしゃった学園祭実行委員会の方々

―ゴール 11:25

9時間以上の歩行の末、ついに新宿キャンパスに到着しました。達成感とともに、疲れがとてつもないです。歩いているときは何ともありませんでしたが、大会が終わると激痛に襲われ、しばらくその場から動けませんでした。人は目標があるとどれだけきつくても最後まで頑張れるのだなと実感しました。

遂にゴール!
ゴール後の記念写真撮影

ゴールの景品としてゼリーやバンドエイド、ステッカーなども頂きました。あまりに喉が渇いていたのでゼリーは一瞬で飲み切ってしまいました。

景品もいただきました!

先にゴールした人たちは1階のラウンジに座っていました。やはりかなり疲れている様子ですね。

先にゴールしていたチーム

新聞会は21班中12番目にゴールしたようです。最後に出発した割には中々良いタイムだったのでは、と思いましたが、出発が遅くてももっと速くゴールしたチームあり、そのレベルの高さに驚かされました。

ランキング

―学園祭実行委員会へインタビュー

序盤でも触れたように、歩け歩け大会は学園祭実行委員会によるイベントです。大会開催に至るまでの背景はどのようなものだったのでしょうか。学園祭実行委員会八王子祭実行部アルケータ局長の木部 華斗さんにインタビューしてみました。

アルケータ局長 木部華斗さん

ー歩け歩け大会を終えての気持ち

目標の参加人数を達成することが出来たことが素直に嬉しかったです。それ以外にも、参加者の皆様が笑顔で楽しそうに参加してくださっていて、やって良かったなと感じましたし、やりきれてよかったと本当に思いました。ですが、開始時刻が遅れてしまったことは、参加してくださった方に本当に申し訳なかったと感じた部分で、来年のために改善すべき点だと感じました。その他にも大会中、ゴタゴタがありつつだったので、改善すべき点は多いと感じました。
至らない点も多かったですが、参加者にとって思い出となる大会を開催でき、安心と同時に嬉しい気持ちになりました。

ー歩け歩け大会の準備で力を入れた部分、工夫したところ

歩け歩け大会を運営する上で、参加者を第一に考えて準備をしてきました。力を入れた部分は、参加者と直接関わる所です。例えば、チェックポイントでは参加者がどうすれば楽しんでくれるか、思い出として残してくれるかを長い時間をかけて考えました。直接参加者から話を聞くことは出来ませんでしたが、写真や映像を通して、参加者の皆様の笑顔を見ることが出来たので、力を入れた時間は無駄ではなかったと感じました。
工夫したところは、開会式の会場や飲食物配布です。開会式は昨年とは違い、参加者の動線を考えて、動きやすく分かりやすいよう、教室で行いました。飲食物配布では、参加者はいつどの飲食物を食べたいかを、実際に歩いて考えて、適材適所で飲食物を配布していきました。

ー本番中で一番大変だった場面

一部のチェックポイントに参加者が集まりすぎてしまったことです。チェックポイント運営のイメージ不足により、多くの班を留めて、不必要な時間を過ごさせてしまいました。この対応が大変だと感じたと同時に、来年のために改善し、より良いものにしていきたいです。

ー来年の参加者に向けて一言

今回参加してくださった方は、来年は今回とは違った歩け歩け大会になると思うので、また参加して頂きたいです!
今回参加出来なかった方は、思い出作りとして、非日常感を味わう、友達や新たな人間関係を深める場として参加して頂きたいです!この大会は工学院大学でしか経験できないことなので、是非参加してみてください!

インタビューありがとうございました!

ー最後に

新聞会は昨年も歩け歩け大会の取材に臨みましたが、途中でリタイアしてしまい、とても悔しい思いをしました。今年はそのリベンジを果たすことができたので達成感があり、今は清々しい気分です。
当日は天気がずっと曇りだったことや、実は大会の2週間前に(ルートは違いますが)友達と家から新宿まで40km歩いていたので長距離徒歩にある程度慣れていたのも大きかったと思います。
 歩け歩け大会はとても過酷なイベントですが、その分得るものは大きいと思います。参加は学内限定ですがこの記事を読んでいるあなたも、来年は歩け歩け大会に参加してみませんか?

✏学生ライター 編集後記
体力的にも精神的にも今までで一番きつい取材でしたが、昨年の失敗を活かし、今年は最後まで歩き切ることができて本当に良かったです。この記事を書くためには学園祭実行委員会の皆様や新聞会員たちの協力、そして自分と一緒に歩いてくれる人の存在が必要不可欠でした。
歩け歩け大会を通して、1人でできることの限界、自分を助けてくれる人たちがいることのありがたさを改めて実感しました。この経験を活かして今後の人生の糧にしたいです。

工学院大学新聞会はKogakuin Timesでさまざまな学生活動・イベントの様子を発信しています!ぜひご覧ください!

▼同日開催されたプレ八王子祭のようすもレポートしています!