魔法の世界へようこそ!大盛況の第61回八王子祭
こんにちは、工学院大学新聞会です。工学院大学唯一の学生メディアとして工学院大学のキャンパスライフをお届けしています。
大学生の一大イベントともいえる「学園祭」
工学院大学の学園祭は、八王子キャンパスで行われるプレ八王子祭(5月開催)と八王子祭(10月開催)、新宿キャンパスで行われる新宿祭(11月開催)の3つがあります。今回は10月7日(土)、8日(日)の2日間で開催された「八王子祭」を取材しました。八王子祭では毎年、テーマが掲げられています。
今年のテーマは・・・「魔法」
今回の記事では、皆さんを魔法の世界へとお連れします。
八王子祭で非日常の体験を
八王子祭は学園祭実行委員会八王子祭(以下、八王子祭)実行部が中心となり、企画・運営をしています。当日は、アーティストライブや芸能企画、常設のイベント、ステージ企画、模擬店などの多くの企画が出店されます。
今年のテーマは「魔法」。テーマや八王子祭に懸ける想いについて、八王子祭実行部部長、市ヶ谷悠大さんにお話を伺いました!
ー今年のテーマ「魔法」について教えてください。
市ヶ谷さん:
毎年、学園祭実行委員会では1年間のテーマを決めています。今年のテーマが「魔法」に決まった理由は、来場者が日常の世界から簡単に非日常の世界に入り込み、楽しむことができると考えたからです。「魔法」は、誰しもが知るストーリーから一部の人が知るディープなストーリーまで様々あります。そのような世界に来場者の方々をお連れしたいと考えました。
ー部長になりたいと決めた理由を教えてください。
市ヶ谷さん:
「理想の八王子祭を実現したい」と考えたからです。このように考え始めたのは、一年生の時期です。八王子祭に向けて作業を積み重ねていくうちに、八王子祭の全体に関わっていきたいと考え、その思いが強くなりました。
ー活動を通して難しいと感じたことを教えてください。
市ヶ谷さん:
気持ちの面や作業の進行度における差を全員に理解してもらうことです。八王子祭実行部という団体は人数規模が段違いに多いため、必然的に気持ちや作業の進行度に差が生じます。私はこれらの差が全員に理解されることが重要だと考えています。部長として、この人数規模だからこそ発生する問題に真剣に取り組む必要があり、その難しさを感じています。
いよいよ、魔法の世界の入口へ!
学生に元気よく受付をしていただき、校舎の方を向くと・・・大きな門!
この門は、八王子祭実行部の門部門の学生がゼロから作り上げています。八王子祭実行部の資材局長の中川蒼太さんにお話を伺いました!
ー門製作で特にこだわったところはどこですか。
中川さん:
行きと帰りで景色が異なるところです。
ー製作期間はどれくらいですか。
中川さん:
図面に起こすなどの設計を始めたのは1,2月です。案出しの際は、全員でアイデアを募りさらに具体的に案を煮詰め、そこから実際に建てるまで約10ヵ月かけて製作しました。また、作業人数は約10人で晴天時・雨天時ともに八王子キャンパスで作業を行っていました。資材購入から自分たちで行っており、非常に良い経験ができたと感じています。
ー作業で最も大変だったことはありますか。
中川さん:
重たい角材を持ち移動することです。移動手段は歩きでなおかつ手で運んでいるため非常に大変でしたが、乗り越えることができたのは、活動を共にした仲間の存在があったからこそだと考えています。大変なこともありましたが、仲間とふざけ合いながら作業ができて非常に楽しかったです。
4年ぶりに帰ってきた写真展!
今回は、4年ぶりに八王子祭の教室展示を行った写真部へ取材しました。今回は初の試みとして展示作品のアンケート調査を実施したそうです。写真部支部長、古田康太朗さんにお話を伺いました!
ー4年ぶりの八王子祭の感想を教えてください。
古田さん:
今年初めて八王子祭で自分の作品を展示しました。2日間で350人と、予想を上回る人数の方にご来場いただきました。写真を見て思わず漏れる「素敵な写真」「この写真有名な場所だ」などの声を間近で聞き、大変嬉しく思い、展示できてよかったと感じました。その反面、装飾面や運営面で様々な反省がありました。来年の八王子祭はより一層展示室の雰囲気を創り出し、人の流れを意識したいと考えています。
ー普段の活動はどこへ行きますか。
古田さん:
普段の撮影場所は主に公園や街ですが、各自でネットや書籍で撮影スポットを探す場合もあり、学生自身が行きたい場所や撮影したいものに合わせて決めています。過去には、昭和記念公園や東京タワー、江の島など、東京都に留まらず様々な場所を訪れました。
ーアンケート調査の結果はどうでしたか。
古田さん:
初めての試みとしてアンケート調査を行い、好きな作品を3つ選んでいただきました。アンケートではどの作品も必ず1票以上入っており、「どの作品も素晴らしかった」「3つを選ぶなんて難しい」などの声が多く寄せられ、部員のモチベーションとなりました。11月に開催される新宿祭に向けた貴重な意見もいただくことができ、今回の試みを新宿祭でも行いたいと考えています。
実際に筆者もアンケートに回答しましたが、どれも素敵な作品ばかりで、3つの作品を選ぶのに15分はかかりました。スマートフォンでは撮影できないような写真が多く、一眼カメラが欲しくなりました。
マジックの魔法!
魔法と言えば・・・マジック!マジックと言えば・・・魔法!
そこで、マジシャンズソサエティ部長、井上智貴さんにお話を伺いました!
ー普段の活動について教えてください。
井上さん:
マジシャンズソサエティ(通称:マジソ)では、主にマジックとジャグリングの練習を行っています。マジックはクロースアップマジックと呼ばれる主にテーブル上で行うマジックと、大きな道具を使って行うステージマジックの2種類を練習しています。普段は八王子キャンパスで週3日ほど活動をしていますが、学園祭や発表会などのイベント前には毎日練習することもあります。
ーマジックの上達方法はありますか。
井上さん:
個人的に1番の上達方法は人に見てもらうことだと思います。様々な視点から見てもらい、どのように見えていたかを聞いて修正し次に活かしていく、この流れが大切ではないかと思います。
ーマジックをしていてやりがいを感じたことを教えてください。
井上さん:
マジックを披露してリアクションを見た時に一番やりがいを感じます。人前でマジックを披露するのはとても緊張しますが、その分驚いてもらえて、マジックの素晴らしさを体験していただけると「やっていて良かったな」と思います。
数字が消えるトランプや色が変化するトランプ・・・まさに魔法・・・。
実は初めて目の前でマジックを見て、初めて「開いた口が塞がらない」体験をしました。魔法とマジックは紙一重。ぜひ一度マジソのマジックをご覧ください!開いた口、塞がりませんよ?
縦横ななめでそろえようビンゴ!
今年は、テーマの「魔法」に絡めた世界観を演出したビンゴ大会が行われました!八王子祭実行部企画局長、岡田伶央那さんにお話を伺いました。
ー今年の物語の内容について教えてください。
岡田さん:
「魔法」をイメージしたおとぎ話の世界観に入ることです。具体的には、魔法使いが登場するシンデレラを用いたビンゴを構成しました。
ーどのくらいの期間をかけて練習を行いましたか。
岡田さん:
実際に動き出したのは7月からです。物語の大まかな流れが8月上旬に決まり、そこから10月にかけて約2ヶ月間、推敲と練習を重ねました。当日は、非常に緊張しつつも練習の成果を十分に発揮することができたと感じています。
ーステージの上で意識していることはありますか。
岡田さん:
お客様をおとぎ話という世界観の中に取り込むことです。今年の物語はシンデレラと王子様の結婚式という内容であったため、結婚式でビンゴをやる意義をお客さんに与えられるかどうかが鍵でした。
最後に王子様がシンデレラにティアラをつけるシーンでは、観客席が一体となり、無事に結婚式が迎えられるように見守っていました。この一体感を創り出すことができるのが、「魔法」の力だと感じられました。
なお、新聞会が運営するWebメディア「Kogakuin Times」では、八王子祭の模擬店の様子と新聞会の学生による食レポをお届けしています。こちらもぜひご覧ください!
第74回 新宿祭
日程:2023年11月17日(金)~19日(日)
場所:工学院大学 新宿キャンパス
詳細:新宿祭HP