工学院大学 初の落語家 三遊亭律歌師匠
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工学院大学 初の落語家 三遊亭律歌師匠

工学院大学

工学院大学の卒業生は10万人余り。工学・工科系を中心にしながらも、幅広い分野での活躍もうかがえます。卒業生インタビューvol.7では、工学院大学出身で初の落語家 三遊亭律歌師匠の登場です。本学在学中は化学を学びIT企業勤務を経て、落語界での実績を重ね、本年3月に真打ちに昇進されました。

三遊亭 律歌 師匠 (高橋 美和さん)
一般社団法人 落語協会
千葉県出身

平成15年 工学院大学卒業
平成18年 社会人を経て三遊亭歌る多に入門
令和  4年 真打ち昇進「美るく」改め「律歌」

ー真打ち昇進おめでとうございます。工学部出身の落語家は珍しいですよね。頭の回転の速い方が多いと思いますが、実は論理的な理系世界だったりするのでしょうか?

師匠:しっかり聞いたことはないのですが、落語界は文系の方が多いと思います。歴史物が多いですからね。文系理系ということですと、私、スマホの使い方やSNSの使い方では先輩方に頼られているのですよ。年齢によるものなのかもしれません。

ー女性落語家の真打ちはまだ少なく、まだまだ落語界は男性が多いイメージがあります。実際いかがでしょうか?

師匠:落語は元々男だけの世界でした。噺家も男性、噺自体も男性が主人公。なので、入門時はどこにいっても「えー、女!?」と周りに驚かれることばかりでした。初めての高座で、最前列のお客さんが「女の落語なんて聴いていられるか!」と吐き捨てるように言って席を立たれた事は、今でも忘れられません。。。 しかし、ここ数年は、女性の入門者もけっして珍しくなくなってきました。社会が大きく変わり、落語界もかわってきたと実感しています。

ー噺家は原作を元に自分の落語を創作することもあると聞いています。なかなか上手くいかない時、どのように解決されていますか?

師匠:上手くいかなかったら次の噺に行きます。落語は500以上の噺があるので、挑戦したけれど自分に向かないとわかったらさっさと次の噺に移る。たまたま今は自分にその噺を仕込む時期で無かったのです。クヨクヨする時間がもったいない!一生懸命に取り組んだのならば、途中で諦めても絶対に無駄にはなりません。むしろ「あの時少しでも覚えておいてよかった」なんてこともありますよ。捨てたものでも自分のどこかに残っていて、いつか自分を助けてくれるものです。

「100人の祝辞」冒頭シーンより

500以上もあるとは、さすがに奥が深い世界ですね。おすすめの噺や場所はありますか?

師匠:色々な噺がありますので、落語に興味を持ったら、まず寄席に行ってみてください。新宿キャンパスから近い末廣亭はおすすめです。時代劇の世界みたいですよ。建物は趣があるし、舞台にいる人も古い噺をしているし。外から眺めるだけでも面白いですよ。

ー 在学生と校友に向けて、なぞかけを一つお願いしても良いでしょうか?

師匠:では、、、

工学院大学とかけまして、満塁ホームラン2回と解く。

ーその心は?

ハッテン、間違いなし!

おあとがよろしいようで…

■真打昇進披露興行(主催:一般社団法人落語協会)
5月15日(日)、18日(水)、19日(木)
国立演芸場
〒102-0092 東京都千代田区隼町4−1
*上記はいずれも三遊亭律歌師匠がトリを務める日です。
詳しくはこちら

歯切れよく力強い言葉、前を見て次々とチャレンジする姿勢に、とても励まされました。疲れた時、悩み多い時、師匠の落語で心の底から笑ってみませんか。

豆知識
・三遊亭(さんゆうてい):落語の亭号の一つ。系譜を表す。
・真打ち(しんうち):寄席などで数人の演目が並ぶ際、一番最後に出る資格を持つ。真打ちになると弟子を取ることもでき、師匠と呼ばれる。名前を変えるのが一般的。なお、新人からの段階は、前座見習い → 前座 → 二ツ目 → 真打ち
・噺(はなし):落語を指す古い表現。最後に落ちが付く笑い。噺家(はなしか)とは落語家のこと。
・高座(こうざ):演目を話す舞台のこと。また、そこで演じること。
・落語での創作活動:古典落語に対して、創作落語、新作落語がある。たとえば、古典作品の舞台を現代に変える、そばの具を主人公に作品を創るなど。

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