見出し画像

世界大会とAI研究の挑戦! 両立が就活成功のカギに #就職活動体験記

 株式会社NTTドコモのAIエンジニア・データサイエンティストとして就職する守屋さん。ソーラーチームでの世界大会出場経験が面接での武器になったという守屋さんから、就職活動の体験談や後輩へのメッセージを伺いました。

内定先:株式会社NTTドコモ
守屋 響さん
情報学専攻 修士2年/ヒューマンインタラクション研究室(指導教員:大和 淳司 教授) /工学院大学ソーラーチーム/ 工学院大学附属高等学校(東京都)/2019年情報学部システム数理学科 入学
※システム数理学科は2023年情報科学科へ名称変更

プロフィールは取材時(2024年12月現在)のものとなります

Q1. 工学院大学に入学を決めた理由は?

 私は附属高校から大学へ進学しました。小学生のとき行った科学教室で、工学院大学の存在を知り、理系分野に興味を持ったことがきっかけで、附属中学校に入学しました。高校時代、情報分野に興味を持ち、大学ではプログラミングなどを学びたいと考え、情報学部を志望しました。中でもシステム数理学科(※システム数理学科は2023年情報科学科へ名称変更)を選んだ理由は、データサイエンスやAIに取り組みたいと考え、それを専門的に学べる学科と研究室が整っていると感じたためです。

Q2. 内定先企業を志望した理由は?

 通信業界は現代社会において欠かせないインフラを担う一方で、民営化により競争が激しい業界でもあるため、常に更新や革新が求められる点に魅力を感じました。また、通信分野だけでなく、金融やエンタメなど多岐にわたる事業を展開し、蓄積される膨大なデータを活用して新たな価値を創出している点にも惹かれました。このように、多くの人々が日常的に利用するサービスを通じて社会に貢献できることに魅力を感じ、AIやデータ分析のスキルを活かしながら、自身の知識や技術を磨き成長したいと考え、志望しました。

Q3.在学時に力を入れたことは?

 学部1年から所属しているソーラーチームの活動に力を入れてきました。2021年にオーストラリアで開催予定だった世界大会に向けて準備を進めていましたが、コロナ禍の影響で大会が中止となってしまいました。それでも大学院進学後も活動を継続し、昼間は研究、夜は22時までソーラーカーの製作や調整に取り組む多忙な日々を送りました。その努力が実を結び、2023年の世界大会に出場することができました。海外の方々との交流を通じ、大学の授業や研究では得られないような貴重な経験を積むことができたのは、大きな財産です。この経験は就職活動でも大いに役立ち、ガクチカのエピソードとして面接でアピールする強力な武器となりました。

守屋さんがドライバーを務めたソーラーカー
6日間のキャンプをしながらのレースでした

Q4.就職活動で意識したことは?

 就職活動では、自分が企業に選ばれる立場であると同時に、自分も企業を選ぶ立場であるという意識を持つことを大切にしていました。特に、面接官が現場で働くエンジニアの場合、その人が将来の上司や同僚になる可能性があるため、面接官の雰囲気や話し方から職場環境を想像するようにしていました。また、逆質問の機会を活用し、具体的な業務内容やチームの雰囲気について積極的に質問を行い、自分の価値観や働き方と合うかを見極めていました。

Q5.授業や研究活動が進路選択や就職活動に役立ったと思うエピソードを教えてください。

 私は、画像キャプション生成に関するAI研究に取り組んでいます。修士1年の2月に研究成果をまとめた論文を学会に提出しました。この経験を通じて、自分の研究内容を整理し、論理的に伝える力が身についたと感じています。実際、就職活動で研究内容について質問を受けた際にも、学会発表の経験が役立ち、スムーズに答えることができました。

学会発表でのようす

Q6. 面接対策の準備や本番のエピソードを教えてください。

 大学の就職活動体験記や「ONE CAREER」など、体験談が掲載されているサイトを活用して面接に臨みました。事前に質問されそうな内容を把握することで、面接中に話す内容を整理しやすくなりました。特に研究やガクチカについては、どの企業でも共通して質問されるため、面接を重ねるごとに回答を簡潔で分かりやすいものにブラッシュアップできたと思います。また、複数の企業で面接を受けた経験が自信につながり、緊張せずに話せるようになりました。

Q7. 就職活動で役に立ったアイテムがあれば教えてください。

 就職活動で役に立ったアイテムはChatGPTです。エントリーシートを推敲する際、文章構成や表現を整えるために活用しました。また、自分で考えてまとめた内容を、第3者の視点から素早く添削ができるため、効率的に準備を進めることができました。このように、短時間で添削結果を得られる点を活かして、企業研究を徹底的に行う時間を作ることも出来たので、就職活動に役立ちました。

Q8.後輩たちへメッセージをお願いします!

 大学生活では、学業だけでなく、自分の興味がある活動に積極的に取り組むことが大切だと思います。例えば、サークルや学生プロジェクトに参加することで、他学部の学生との交流が広がり、会話を通じて視野を広げるきっかけになります。また、こうした経験は面接で話すエピソードとしても役立つと思います。大学生活を振り返ったときに「あれをやっておけばよかった」と後悔しないためにも、今できることに挑戦して、有意義な時間を過ごしてほしいです。さらに、就職活動では、先輩などの経験者に積極的に話を聞くのもおすすめです。直近で就活を経験した人の話は非常に身近で参考になることが多いです。何か困ったことがあれば、ぜひ遠慮なく相談してください!

先輩一同、4月にお会いできるのを楽しみにしています

これから始まる大学生活をより一層素敵なものにしていきましょう!
公式X(旧Twitter)では工学院大学の様々な情報を発信中!
気軽にフォローしてくださいね。

工学院大学公式noteでは、今後も入学までの間、先輩からのメッセージや授業の様子を発信していきます。お楽しみに!