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卒業生の活躍

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工学院大学の卒業生たちは、どんな学生生活を歩み、社会に出てどんな仕事に就いているのでしょうか?多様な分野で活躍する卒業生たちの等身大の姿をご紹介します。
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#建築学部

地域住民がワクワクできる、まちの未来を描く #卒業生インタビュー

「まちづくり」に強い総合建設コンサルティング会社、株式会社オオバで、建設コンサルタントとして活躍する緒方景子さん。年齢も立場も異なるさまざまな人々の声に耳を傾けながら、行政や住民とまちを共創しています。現在の職業を選んだ理由や具体的な業務内容、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.現在のお仕事内容について教えてください。 行政などから依頼を受けて、都市計画マスタープランや立地適正化計画の策定、大規模災害に備えたまちづくり、地域活性化の支援などに携わっています。都市計

調達で建設現場をバックアップ #卒業生インタビュー

日本を代表する総合建設会社の一つである、大成建設株式会社。大貫茜子さんは、同社の調達本部で建具工事・ガラス工事の手配に携わっています。入社時とは別の部署で活躍する大貫さんに、現在の職業を選んだ理由やこれまでのキャリア、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.これまでのキャリアについて教えてください。 「建築創造エンジニア」として新卒で大成建設に入社しました。建築創造エンジニアとは、建設現場で施工管理を担う技術者のこと。病院、再開発プロジェクトにおける高層建築物、大学図

コストの算出・調整で建設プロジェクトを支える #卒業生インタビュー

 都市や建築の設計・デザインを総合的に担い、社会に新しい価値を生み出し続ける株式会社日本設計。工学院大学新宿キャンパスのビルも同社が設計を担当しました。同社のコスト設計部で建築にかかるコストマネジメントに従事するのが、松井加南子さん。「まち歩きが好き」という松井さんに、現在の職業を選んだ理由やお仕事内容、大学時代のことなどについて伺いました。 Q1.現在のお仕事について教えてください。 建物を建てるためのコストがいくらかかるかを概算・積算する仕事をしています。具体的な業務と

環境設備の研究開発。大学での研究が“未来のキャリア”に直結している

安田さんが大学院で研究したのは次世代空調システム。企業と共同研究して実用化をめざすプロジェクトで、当時、学生として企業と関わった安田さんは、現在スーパーゼネコンの設備部で活躍しています。設備職として工事・設計・管理と多方面に精通したうえで、安田さんが描く将来キャリアは「あの頃」の研究とつながっています。 Q1.現在の職業を選んだ理由は? 大学院進学後は空調システムなどの環境設備分野を研究していましたので、就職活動にあたり当初は設備系の設計事務所とゼネコンの設備職を意識してい

建築職員として、横浜市の魅力的な都市景観をつくる

建築職員として横浜市役所に勤務し、日々魅力的な都市景観をつくるために業務に向き合っている長谷川達也さん。「建築に関する深い知識を身につけ、幅広い経験ができる仕事に挑戦したい」という思いから今の仕事に転職した長谷川さんに、まちづくりに関わる喜びや現在の業務に求められる心構え、学生時代に経験して良かったことなどを伺いました。 Q1. 横浜市役所ではどのようなお仕事に携わっていますか?建築職員として、景観法をはじめとした景観制度に関する企画・運用を主に担当しています。ほかにも、ま

建築のプロフェッショナルとして、まちづくりと場づくりを支える―。

日本を代表する不動産デベロッパーとして、さまざまな施設開発やまちづくりを行う野村不動産株式会社。「地域や住民に寄り添ったまちづくりを考え、実現していきたい」という想いから同社に入社した北村彩夏さんは、建築部に所属し、商業施設や物流施設の開発に携わってきました。入社以来4年間でさまざまなプロジェクトに取り組んできた北村さんに、現在の仕事の魅力や自身の糧になっている学生時代の経験などについてお話を聞きました。 Q1. 野村不動産株式会社ではどのようなお仕事をされていますか?法人

建築物の安全性をチェックし、東京都民の生活を守る

工学院大学の建築学専攻を修了し、東京都庁の職員として働く齋藤絢香さん。学生時代は常に教室の一番前に座って授業を受けていたそうで、「日々の勉強の積み重ねが将来につながった」と言います。現在も日々の業務と並行して一級建築士の資格取得をめざす齋藤さんに、仕事のやりがいと大学時代の印象的な経験についてお聞きしました。 Q1.東京都庁ではどのようなお仕事をされていますか?平成31年4月に入都し、東京都都市整備局第二市街地整備事務所で3年間、第二種市街地再開発事業に携わり、現在は東京都

3Dデータを活用し、もっとワクワクできる建築や都市を

計測・測量・補修技術を活用し土木・建築など幅広い分野に貢献しているクモノスコーポレーション。工学院大学建築学専攻卒業生の堀越脩仁さんは現在、建築物の3D計測とデータ処理に携わっています。在学中から建築や都市のアーカイブに興味を持っていたという堀越さんに、現在のお仕事のやりがいや将来のビジョンについて聞きました。 Q1. クモノスコーポレーション株式会社でどのようなお仕事をされていますか?私は研究開発部という部署でエンジニアとして働いています。現在取り組んでいるのは、点群(座

安心・安全な鉄道を建築から支える-卒業生インタビューVol.6

私たちの身近な鉄道会社で働く中西さん。鉄道と聞くと機械系や電気系の卒業生が活躍するイメージが強いかもしれませんが、駅や関連する建物も多く、建築系の卒業生も活躍しています。どのようなお仕事をされているか、お聞きしてみました。 Q1. JR東日本でどのようなお仕事をされていますか?入社後に携わったプロジェクトでは、主に横須賀線武蔵小杉駅のホーム増設工事を担当しました。大変なことも多かったですが、自身で調整した結果、工事が円滑に進んだ時や、使用開始などプロジェクトの節目を迎えた時

チームワークで現場を動かすプロジェクトマネージャー -卒業生インタビューVol.3

創業から180年を超える歴史のある鹿島建設株式会社。国内外の建築プロジェクトやインフラ整備を手掛ける企業で現場監督として活躍する畠中さんにお話を伺いました。 Q1. 鹿島建設株式会社でどのようなお仕事をされていますか?現場の調整業務です。現場がスムーズにいくよう先を見越した段取りを行います。具体的には現場で作業する作業員さんへ指示を出し、建物竣工までの工程計画を行います。現場内に危険な箇所がないか安全巡回から品質管理等、現場に関するあらゆる業務を行うのが現場監督の仕事です。